演奏中

自らの演奏に対して、以前のように緊張することがなくなった半面、「所詮は事故」で済ませてしまっているのではないかという気も、しなくはない。良くない傾向だ。
メンバーによる「メンバー紹介」のコーナーでは、最近どうも褒められすぎのような気がするので、「誇大広告です(^^;」とことばを返しておく(後半の持久戦への布石だったわけだが)。
先週の勿来(「勿論」、ではない)に続いての披露となった「冬ソナ」メドレー。
普段あまりこういう形でご要望をいただくことがないが、実は今回のステージ用に先方からリクエストをいただいた曲だった。
短い間奏の後、普段以上にもったいをつけてから、ソロを歌いだしてみた。もちろんそれまでも客席が騒がしかったわけでも、演奏に集中してなかったわけでもなかったが、途端に客席の耳が一斉にこっちを向いたような、空気が変わった気がして、次以降の曲はかなり歌いやすく、気が楽になった。曲のもっている力というものだろう。
実は浅からぬ関係になっている、名古屋のアカペラ・バンド「花村」さんから、アレンジ譜の使用を快諾いただいた曲だった。
「Let It Be」はここ毎回、想定外に演奏に梃子摺っている。演奏ごとにキーが変わっているのだ・・・といっても曲はじめにとっている音を変えているわけではない。なんのことはない、単に安定性に欠けているだけ。曲終わりにピアノで確認しても別段キーが変わっていないのに、体感的にはとっても変わったように感じられたこともある。今回は・・・上がってました・・・これは練習時に、発生率が高かったパターンだ。
この曲を含んで後半3曲は休みなし、要は俺のリード全部出し、というかつて一度もやったことのない展開。そのせいかMCでさかんに「独身です(俺のこと)」と強調されてしまう。
ほっとけ、好きで独身、やってるのだよ(^^;