月曜夜の、本番。

昨日曜日、都合がつかなかったアルバイトの代理で出勤しているので、堂々と代休。なんだか今日が日曜のような気分。テレビをつけるとマゴウことなく平日の昼間。俺が帰宅する頃よりも、面白い番組が多いような気がする。正直、主婦がうらやましいと思う瞬間。
そんなだらだらな日中を過ごし、暗くなるころご出勤。冒頭の車中の光景に出会った。
それにしても、う〜ん、何もかも「銀座」だねぇ。このハイソな感じは苦手だなぁ〜。
集合時間まで間があったので、三愛ビル内にドトールをみつけてうっかり入ると、ここでもカフェオレが¥450という自己主張具合。リアル東京はこれだから、怖い。ぼーっと今日の曲目楽譜にざっと目を通す。
ヘッドフォンでヤマタツをがんがん鳴らしていたら、潤哉さんと銀座四丁目の交差点で隣り合って信号待ちしてたのに、しばらく気付かなかった。そのまま連れ立って山野楽器へ。ほどなくだんちゃん合流。まほちゃんは、「♪は〜だ〜かの〜、おぉ〜さぁまが〜」とくちずさみながらの、登場(・・・?)。
仕事上がりの時間が不透明なゆたかさんには、後で落ち着き先を連絡することにして、そのゆたかさんが調べておいてくれたカラオケボックスへ移動、声だしの手はず。
途中の路地には黒塗りの車がずらっと並び、黒服の人たちが駐車スペースを確保、お出迎え、という、いつかテレビで見た光景が目の前に。そんな高級車のうちの一台に、潤哉さん轢かれそうになったり・・・こえぇよぉ。「生き馬の目を抜く」、とはこういうことか。

「いちこし」の前を通りかかったので、潤哉さんに「(今夜の本番会場)ココ」といわれた、通りに面した大きい窓の内側は、ひとめで「GINZA!」とわかる女性や男性たちでいっぱい。うわわ、またもや怖えぇ〜よぉ・・・みなさんご出勤前の待機状態だったようで、本番の頃にはきれいさっぱりいらっしゃいませんでしたが。ほっ(いいのかよそれで)。
ちなみに「いちこし」は、銀座としては敷居の低めな、いいお店でした。
本番前に夕食を出していただく気遣いが、ありがたい(だからいいお店、といっているわけではないと断言)。酒!はさすがに本番後ということで辞退(演奏後にビールをいただきました)。
それにしても凝った内装に目がいくたびにいちいち、わぁ〜、とか、おぉ、とかいったりして、田舎もん丸出しだったな〜俺。

銀座初顔組としては、PAに「洗礼」を受けちまったか。
ステージでは左端だったので、すぐ後ろにスピーカを背負えていた俺は気付かなかったが、真ん中寄りのメンバーはモニターできなかったらしく・・・歌いなれた曲だったはずなのに、結構冷や汗いっぱいな演奏側。
「竹田の子守唄」あたりから、潤哉さんがごっつ、こっちに寄ってくるので、「これは俺の音程が違っているのに違いない」と一気に疑心暗鬼。後で聞いたらモニターに近寄りたかっただけだったんだって。実際ちょっと、音程浮き気味だった自覚はあったけど。
手馴れないPAのセッティングに、潤哉さんが手をとられ、MCでまほちゃんがアドリブを利かす場面も。客席には最近ご結婚、という方がいらっしゃったらしいが、それがどのあたりの席なのかわからなかったので、「青春の影」は若い二人にアタリをつけて歌った、これはどうやらハズレではなかったみたい。

今回も客席にきてくれていたさすけには、「珍しく、カラダ使って歌ってたね〜」と評される。なんかものすごく空気が乾いている気がして、息が続かなかった。久しぶりのPA環境で、無意識に薄い声でハモりにいこうとしていたのかもしれん。そういえばマイクを使ったのも、本当に久しぶりだった。

そんなわけで、通常出勤した翌日は、予定通り午後イチの会議を終えると、お定まりの仕事場爆睡(コラコラ)。