練習や本番、となると周囲に無用な心配をかけたくない、わけではなく、学生時代に身に付けた悪癖(この話は、いずれ)ですっかり、スイッチが入ってしまう体質なのだが、フロム中武の出待ちでファーストキッチンの椅子に根が張ってしまっていた段階で、結構へばっていた。終演後に潤哉さんが珍しく、緊張(という自覚ではなかったらしいが)から来る鳩尾の痛みを訴えていたが、同じ頃に俺は、部分的な痛みの段階はとっくに越えちまっていたので、ウチアゲ断念。
帰りの中央線を降りる頃にようやく気分も上向きに回復してきたのが、あまりにもくやしかったので、ビールで押し流す「荒療治」を試みることにする。
ってんで近所の酒屋で買ったエビスビール片手に、CDプレーヤーに入ったままの“hana-uta”(ハナレグミ)を、初めて歌詞カードを見ながら聞く、幸せ。ここんとこCDは、他の曲を全く回さなくなって久しい。
いまさら誰に遠慮がいるものか、のひとりモノ、350の缶ビール一本ですっかり酔いが回り(弱っ)、午前様のつもりで敷きっぱなしになっていた布団に倒れこんだ・・・らしい・・・我ながらなんとも、経済的なヤツだ。
「サァて、6月に向けて、アゲて行こうぜっ!」
・・・と思ったら、世間はゴールデンウィークだ・・・。