楽屋で

毎回メンバーに、「(これだけ本番経験があるはずなのに)なんでそんなに緊張するかなぁ」といわれる。
リラックスできないこともないのだろうが、かつてそうやってステージに上がったら、途端に客席が見えないほどのステージ照明の中で、わわわわ頭んなか真っ白、ていう経験もある。事前に緊張(の予行演習?)しておかないと、かえって不安。してようがしていまいが、とりあえず「緊張する〜」と口にしてしまうことにしてる。こうやって素直にことばにできているうちは、意外と大丈夫なことが多いんだが。これが企画バンドなんかのセッションだと、付和雷同させてもなんだし周囲に素直に口にできなかったりして、却って自らの内に緊張を抱えこむことになりかねなくて、そういうことを気にしないですむ人間関係の中で歌えていることがありがたいと思う。