別離の、春。

明日転出予定の部署からは、局長さんがわざわざご挨拶にみえた(うちの上司はたまたま終日留守だったが)。
俺はその後、お預かりしていた販売物の件で、先方の事務所に伺い立ち話し。
「お宅の上司、辞めちゃうの?」
どどどどっから出た噂ですかっ?!
どっちかというと俺の方が先でしょ〜よ。管理仕事がなくなるんだから。
先日、立川の案内をお渡しした女性も話に混ざってきたのだが、他の会場とタイムテーブルが重なってフロム中武には脚を運べなかった、とか。こりゃ脈がないな、と即断するかどうかよりは、フツーにアタマが回転するオトコだったら、
「じゃ、会社のパソコンにメールするのも申し訳ないから、自宅か携帯のメールアドレス教えてよ。今後の予定、送るから」
でしょ、やっぱ・・・ねぇ。
後悔、先に立たず。チャンスは一度だけ。

シュレッダしゅれっだ、らららんらん・・・(TT)

忙しいときも暇なときも、お互いにこういう立ち話のできるちょっとした時間が、来週からごっそりなくなっちまうのか、と事務所のカウンターでややめり込んでいたら、ひょっこり扉の隙間から・・・??? あれ??? さすけさんぢゃないですか・・・?(逢うはずのない場所で顔を合わせたので、認識するのに時間がかかる)。
そうだった、館内のクリスマスパーティにペンギンで出演したときに、客席に一度来てくれてたんだった。
今日はこれから、新宿にバーバーショップ・カルテットを聴きにいく、という途中に立ち寄ってくれたのでした。こんな風にふらっと来られるウチの事務所、ゆるい、ゆるいぞ(さすがに事務所然としているであろう今度の移転先では、こうはいかないだろうが)。

明日転出の、もうひとつの部署も、若い代表がご挨拶にみえた。
今の(捨て鉢な)気分を表現するのに「海底二万里(映画)のネモ船長のように、誰もいなくなった最終日は、ピアノを弾きまくってやろうかと思ってる」*1といったら、
「それそれ、なんだか想像できちゃう」とのことば。役目柄避けられない、俺が迎えなければならない最後のその日に、同情を示してくださった。

これで火をつけちゃったら、三島の金閣寺・・・それじゃ独創性に欠ける。もちろん、そんなことをしても時間が戻るわけじゃなし。
ミッドタウンからえらそに見下ろしてるヤツらが腰抜かすような、大っきな花火でも、屋上からあげてやろうか、ってんならまだ・・・(以下自粛)。

*1:こういう話が通じたのも、初めてだったかも