代々木公園

急遽メンバーを呼び集めて、(こんな状況を説明できるスキルは俺にはないので)、結論だけ告げる。
最早この程度では不和雷同しないメンバーを、今日ほどありがたいと思ったことはない。
しかし、ゆたかさんは着替える時間もなかった。
だんちゃんがトイレ行って戻るだけの時間しかなく、ステージ上へ。
全体進行は押していたが、事前に知らされていた出演時間にはまだ30分も早いのだ。
いくら屋外のイベントだからといっても、メンバーそれぞれが知り合いを中心に本番時間をお伝えしておるわけで、時間通りにステージ前に脚を運んだらもう演奏が終ってた、ということになりかねない事態・・・(幸いにも、今のところそういった声は直接には耳に入ってきていませんが)。
そういうことには、全く想像をめぐらせることができないわけね。
こうなりゃもう、さっさと終らせてビールだよ。とても付き合いきれん(もちろんステージ上ではいつも通り、誠心誠意の演奏を心がけたつもりではあるが)。
ステージ上でマイクヘッドが全員の手に渡るだけでも、前のMISTさんが片付けるよりも明らかに時間がかかっているし、ステージ上手裏のPA卓あたりでは、打つ手なし、みたいにいろんなヒトがいろんなこといってるのが見えるだけで、一向に音が出ないし・・・ここでも見るからに不安に駆られる。しびれ切らしたように始めちまった本番になっても、やっぱり潤哉さんのマイクだけがやたら出音がでかい。マイクさばきがうまい潤哉さんにこのマイクがあたってしまったのが、不幸中の幸いといえば幸いだが。
ここまでもう、想像しうるトラブル全部。
普通は数回のステージ経験でひとつずつ当たるもんでしょ、なトラブルがどっと。途中からなんとなく、次のトラブルはきっとコレだな、と何となく見通せちゃって、きっちり予想を裏切らない(^^; もんだから、俺自身は却って緊張する前に落ち着いてしまったが、状況が見えずに結果だけぶつけられる他のメンバーは、もちろんそうはいかないわけで・・・申し訳ない。
それより本当に申し訳なかったのは、そんな外的要因でアラだらけになってしまった演奏にも熱心に耳を傾けてくださったお客さんたち、なつかしいみなとNPOハウスの方々を中心とした旧知の方々。本当にごめんなさい。こんな顛末だったんです。

これがプロだったらある意味、「いつも通り、やることぁやったよ」とさらっと言い放つこともできるのかもしれないが(そんなことはないか)、今の俺たちは、自分たちがやりたいことをやりたいようにやりたい、ということに賭けてアマチュアで音楽活動を続けているわけで。

「我々はまずは先週末のリベンジ・・・」
あ〜あ、また書かれちゃったじゃん。
もう来年は絶対、手を挙げませんので。