輪組み

と呼ばれる意見交換会が、あるのです、終演後。

クリスマス曲自体は例年変わりようがないが、その歌い方が昨年とどう変わったか、ペンギンにとってこの一年間の、いろんな本番での経験が試される総決算の場、という気がしている。
何しろ子どもたちの反応は、素直だ(つまらなかったらすぐあくびだし)。
だから日ごろからマイペースで、アカペラバンドとしても決してエンタティナーな方向ではないペンギンフィッシュとしては、この場からいただくものがまた、次の一年に向けてとても大きい刺激になっていると思う。
今回も、1回目の本番での子どもの反応を見て、2回目には繰り返しをカットしたり、曲のテンポを見直してみたり、「一緒に歌おう」のコーナーの進行を変更してみたり。都度、城のスタッフの方々のご意見もいただきながら。
わかりやすいようにと必要以上に丁寧な説明をしすぎても駄目だし、同じことの繰り返しが続きすぎても、飽きられてしまう、というバランスの難しさ。
でも、やっぱり一緒に演奏するコーナーはやってみてよかったよね。
子どもたちには耳なじみの曲ではなかっただろうけど、途中から自分なりに工夫しだしてオトナ顔負けの複雑なリズムを叩いていた年長の子もいたのにはびっくりした。決まり事に縛られない柔らかアタマの子どもの方が、アドリブうまかったりして。

今年も、同じことをやるとわかっているのに二回のステージとも足を運んでくれる親子がいることからも、彼らなりにペンギンのコーラスと「一緒に演奏できた」という充足感があるのだと思う、とすっかり顔なじみになった城のスタッフからいっていただいた。

そんなわけで今回もいろいろドタバタはあったが、すっかりプロフェッショナルな人たちに助けられながら、なんとか無事、2本番を終了。
え〜? 来年はゆたかさんがやってた冒頭MC、俺ぇ? というオトナ気ない反応をして、青山を後に荻窪へ。
また来年も一緒に仕事できるといいな。