風邪欠

喉はここ数日、ちょっと腫れているか、くらいだったのだが、いつものように交代でとった遅い昼食でコーヒーを飲みすぎ、そのせいだろう、ちょっと胃が痛いなぁ、程度に思いながら、のんべんだらりとデスクワークをしていた昨日の退勤時、こんな気の緩んだ状態だったこともあってか、ついに寒気。
定時であがれたときには、カラダの節々がズキーン、という風邪の症状のできあがり。
精神的にノックアウトされるのが怖くて、例によって体温計使えません、の状態。
この期に及んで計りませんよ、熱なんて。ええ、計りませんとも。
そういや前々日に、便秘も下痢もしてないのにう●こ山盛り、という現象もあったな。
とにかく「布団蒸し」を宣言して倒れこみ、久しぶりのペンギン練は明日の夜に迫ってきているがさて、いつ時点で決断したものか。そればかり考えていた。
結局夜10時前、夕食後に飲んだ市販薬くらいでは一向に好転しそうな兆しがないので、早々にメンバーへ、練習欠席を願い出るメールをPHSから・・・自宅にいるのにパソコンを起動する気力もない。

日付今日になって、足元フラフラな状態で午前中に診療所へ。
結果どうやら、インフルエンザではなかったらしい。
胃が痛くて吐きそうだと訴えたら、胃薬も出してくれて、「今、こういう症状の風邪がはやっている」といわれた。それで思い出したのが昨年10月あたり・・・あの阿佐ヶ谷が台風で中止になったときにかかってたヤツだな(今回の胃炎はあの時ほどではないが)。あの時は初めてだったが胃炎を経験しているし、今まさに痛い自分の腹の辺りが胃であることも、今回はわかっているのだった(^^)
フラフラ外出できなくなっちまったことと、胃が痛いという物理的2条件によって、異常ともいえる缶コーヒー依存症は一気に収束、これは怪我の功名。
その後はただもうひたすら、寝る。
自分でも笑っちゃうくらい、布団に入っているといくらでも繰り返し寝られる。布団蒸しとかいいながら熱はすぐ下がったのか、意外なことにあまり汗をかかない。
こういうのも昼夜逆転というのだろうか。
そういやここ数日、寝つきも悪かった。
なぜだか泉谷しげるの「眠れない夜」が頭の中で鳴りっぱなし、みたいな感じで。

眠れない夜 風が窓をたたき
手招きして 誘い水をまく
眠れない夜
金色のネオン ピンク色の壁
都会の暮らしは 底無しで
眠れない夜

今は、おお〜、これが走馬灯か?(をいをい)
そういや今年で「彼女いない暦」11年目だな、などとくだらない数字を数え出す。
すごく昔のことのようで、そんなに遠くない頃の話のようで。
自分の暮らし向きは基本的に変わってないのに、この数年の間に急速に「道具」だけが増えた。
携帯電話なんか持ってなかったんだ、まだ。
もちろんメールなんかないし、第一パソコンだって個人で持ってるヤツなんか少なかった。ブログやSNSでこうして互いの日記が読めるようになるなんて、考えられもしなかった。
それにしてもいったい、どうやってお互い連絡取り合ってたんだっけ?
携帯電話のお陰で、土地勘がない場所でも待ち合わせできるようになったが、事前にものごとを調べたり申し合わせしなくなったのは、「退化」じゃないのか。
すでに働いていたから週末にしか逢えなかったはずなのに、変ないい方だが今より孤独に強かったような気もする。
今やこんなとき、うっかりメンバーからいたわりのメールなんかもらっちゃっただけで、こうしてうるうるなのだ・・・が、メールがなかったときはどうして埋めてたんだっけ、この隙間は。

手紙も書いた 日記もつけた
だけど宛名はすべてぼくのところ
眠れない夜

あ〜、会社の近所にできたビデオ屋の、「AV一枚無料進呈」キャンペーンが終ってしまう、と気ばかり焦る(←バカ)。
・・・また熱、出てきたのか(だからというわけでは決してないが、一晩で押え込みました。翌水曜日は通常通り出勤)。