隅田川

その後、実に数年ぶりで隅田川花火大会へ。天気が微妙で迷ったが、予定通り「ひとり徘徊」決行。
一番よかった年の記憶は、開放された(?)駐車場で地元の人たちに混じって、寝転がりながらビール片手に花火、という・・・。
その後何回か同じことができないか試みているのだが、なにしろ酔っ払っていた当時の記憶、結局どこだったかわからずじまい。もしかしたらマンションくらいにはなっちゃってるかも知れない。
確か当時は一緒にいった仲間と練馬の下宿に帰宅したので、かれこれもう20年近く前・・・そりゃいずれにしても憶えてないわな。

ただ毎回「徘徊」とはいいながら、俺ひとりくらいならなんとかもぐりこめちゃうことが多く、今回も数年になく、かなりいいポジションをキープ、徘徊しっぱなしにはならずに済んだ。この大きさ、近さですよ(写真)。
アスファルト直座りだったけど、花火の火薬の匂いもほのかに感じられるほど。ちゃんと座りたければ敷物を持参してくればいいだけの話だ(今日は練習用荷物が多かったこともある)。
どうもアタリをつけていた「駐車場」当時の記憶と実際が、地図上でかなり西へずれているようだ。

派手な色の花火ももちろんきれいだが、でっかく線香花火のような地味な色で埋め尽くす、一面スダレな感じも捨てがたい。
「ドンッ」という花火特有の丹田に響く音もいいが、ときおり「ザザーッ」と空一面を流れていく音もいい。
着慣れたゆかた姿の芸妓さん(?)とそのパトロン、と思しき一団なんかも見かけて、下町らしい光景の中、地元の方たちに混じっての観覧、約1時間。大満足。
俺の達人度も、またあがったな。
大イベントだけに、その場でハラの立つことがあるのも当然だが。

  • たばこ:人込みでは「人道的観点」から、やっぱり禁止すべき。
  • カップル:この手のイベントには必ず、どこからともなく沸いてくる。最大の問題は、移動の際の妨げになること。決して僻みだけでいっているのでは、あります。
  • ユカタ:中には着こなしが只者ではない、という女性も見かけるが、基本的には高校生くらいまでか。帯を締めすぎちゃって気分が悪くなり、道端に座り込んでいて許されるのも、高校生くらいまでだろ*1
  • ツマミ:今回はハズレ。混乱の現場で入手するより、たとえコンビニものでも持込を考えた方がよさそう。

花火の打ち上げ中には、地域の防犯・警備巡回、花火が終ると数箇所に設置してあった臨時ゴミ箱の回収と、地域の方々にはアタマが下がる思いで、会場を後にした。
帰りは少しの間、このような光景を見聞きしつつ、「まつり」の終りの余韻を愉しみつつ周囲を散歩しただけで、電車・バスすべて、乗換えごとにちゃんと座って帰れる、毎回。
なんかアタマの中には、ドリカムが鳴ったままになってます。
こんないい場所、誰にも教えません(今度はちゃんと憶えとこ)。団体で押しかけるような場所ではないので、「将来の彼女」限定で・・・ ort

*1:こういう感想になっちゃうのは、ちゃんとしたモノを、ちゃんと着こなせるヒトがいないせいなんだなと、くんくんしーらやでのプロの手によるものを見せてもらってから思うわけ