まずは一本目。

席を確保してから、とりあえず一本あける。午前中のビールがこれほど効くとは・・・いい心持のまま(というか途中からほぼ寝たまま・・・)、仙台着。
まだ関東圏の宇都宮で、(互いの都合により)現地集合のしょーこさんの乗った「こまち」に追い抜かれてしまう(^^; 「お〜い・・・」というメールを、目の前に通過中の列車に投げておく(^^) これはこれで、なんか楽しぃ〜。
別に追い抜かれたからいうわけじゃ〜ないが、っつーか「やまびこ」(って、音速)より足の速い「こまち」っていったい、どんなオナゴなんだぁ〜!(山姥?)・・・納得いかん。
仙台駅前で先に着いていた英&純と無事合流。アカペラに特化している会場、おおまち空中ステージ前へ。Tanto Gutsのステージは、丁度一曲目が終るところ。なんとか間に合った。

今回もきっちり、うるっときてしまいました。カッチーニアヴェ・マリア。今のところ俺の中で、「うるうる率」100%を堅持中。
この後、国分町で名物・牛タンの昼食。相変わらず、うまうま。

現地の知り合いと合流するという純吉さんと別れ、英さんと男ふたり、少し街を歩き、他の会場、ジャンルの演奏にも耳を傾けたが、今年はどうも、昨年ほどには俺の気持ちに響かない・・・のは、俺の方の感受性に問題あり、なんだろう、多分。
せっかく遠く仙台まで、日常を捨てて来ているはずなのに・・・気持ちが休日モードに切り替わらん。
仕方ないので、酒の力で強引に切り替えることを試みる。
目にするもの、耳にするもの、五感の全て、一枚霞のようなものを通して、俺に映っている、なんだろ、この景色が一面、鈍色な感じ(ただの酔っ払いだろ)。
こんなに飲んでる俺は初めてだとメンバーが異口同音にいうが、こんなに飲んでる俺を見るのは俺も初めてだ(?)。

それでも全てのストリート会場での本番が終って、出演者もお客さんも三々五々集まってくる、市民広場の夜のステージにむかっては、徐々にテンションが上がってくる。

今年はステージに横付けされたバスの中にしつらえられたバーから、ビール片手にリハーサルを眺めてみた。機材も段違いなのだろうが、メイン会場だけあって、ばらつきのあるストリート会場と違い、やっぱちゃんとした(プロの)PAってすごいなぁ。ここまでいい音で鳴らされると、本当に「演奏メンバーの一員」という気がする。
路上は路上で、手作りイベントっぽくていいのだけど。
ずっと立ちっ放しだったので、途中で会場から歩道に出て、ガードレールに座ったりしつつ、耳だけ会場に傾けていたが、リハから目をつけていた「ハッピートコ」のエキゾチックな演奏を堪能。最後のリベルタンゴを聞いたら、もういいや俺、これ以上の感動いらない(というかもう酔いも疲れも限界)、とばかりホテルへ戻ることにする。