スタジオ入り

もうこんな気分のまま、仕事なんかやってられっか。
喉から血が出るくらい、いっそ壊れちまうくらい、歌いたいんだよ。
それ以外の時間に価値なんか全くない。今の俺には。
いっそそんなやわなら、俺自身が壊れちまえばいい。
・・・ヤケとはいえ、自分の心の闇からようやく出てきたこの勢いを、利用しないテはない。
できることから少しずつ、ネジを巻きなおすようにごそごそとしているうちに。
そうすると何故か、音楽関係のことから、真っ先に手がつくわけで。
また、「音楽」に救われたみたいだ。