ミュージカルに駆け込む、14:00

うみねこやのみなさまへの挨拶もそこそこに、移動。このあと都内某所で、知人のミュージカルを観に(半分仕事カンケー)。
途中の山手線は空いていてびっくり。みんな東京を出てしまったらしい。
大多数は仕事でもなく海外渡航でしょ、このGW。「山登りをやめる勇気」という話もあるが、新型インフルエンザのことを考えると、しばらく帰ってきてほしくないなぁ。

いわゆるミュージカルは、タモリさんと同じ理由で本来あまり好きではないんだが、ここだけは毎年、子ども達の一生懸命な姿からなのか、妙に舞台ずれしていないからなのか、あまり芝居展開が不自然に感じられたことがない。
むしろ毎回、これだけ大掛かりなものを素人中心に作り上げていることにびっくりさせられる。
それにしても、間に休憩を挟んでの2時間は大作で、大人の俺でもちょっと中だるみするが。

その休憩時間は、ソコココで公園デビューのような母子の挨拶合戦と民族大移動。
やや鼻白んで他人事に眺めつつ、シートに沈んでいた。飛び交っている子どもの名前は耳なじみの音ではなく、まるで外国語のよう。
例のHPの記事は、こんなにも身近なことだったんだな、と妙な合点。そういえばこのテの母親はみな、同じような顔にみえる。
隠れているつもりだったが、不意に仕事カンケーではなく、「ペンギンフィッシュの方ですよね」と声を掛けられたのには、びっくりした。

そんなこともあったせいか、大団円では不覚にもちょっと泣いてしまった。
仕事のこととか、プライベートのこととか、いろんなことを、ここまでの芝居の一場面、セリフのひとつひとつに無意識に重ねてしまって・・・ようやく全てが一気に解けて、芝居に没頭できた途端・・・。
今の仕事上のちまちまとしたことや、今の仕事そのものがすっかり、馬鹿馬鹿しくなってしまった。こんなにでっかいモノを、みんなで作り上げてきた人たちもいるんだよな。
いいよね、連休だもの。
相変わらず子どもは嫌い、だけど・・・子どもたちの持ってる力は、素直にすごい。
彼らが今の俺のように頑なな人間にならず、健やかに健全に育ちますように。