池袋ジャズフェスティバル(ノミの心ぞう)

三拍子での1曲目というのは、個人的にはやや難で。当日練習で実際に音を出してみる一発目、カラダ全体でブラシを回さないとスネアが鳴ってくれないようなイメージ。そもそも三拍子で微妙によたるのが最近、気になっていたところで、自己流だがブラシのフォームを矯正中。
そんな荒療治も却ってよかったらしく、続く曲は久しぶりに、骨盤から動く感じでリズムを実感できて、練習していてもなんだか気持ちがよかった。

本番では、そんなことを感じている余裕などあるわけもなく。
いわゆる町会テントをタテに使ったステージ、一番奥にいた俺は、はるか前方の客席の反応が全くわからず。
「なんちゃってジャズ」な直球MCから、演奏がスタート・・・よしよし、どうやらいい感じであったまっているらしい客席。
せめても全体進行に支障をきたすようなご迷惑はおかけしないように、と厳選した6曲は、ノミとしては珍しく(?)「屋外演奏用盛り上がり」セット。
ひとり(離れて)冷静なつもりだったが、お客さんの反応につられてかみんな、ハシるハシる(必殺ヒトのせい)・・・こうなったらもう、ついていっちゃうよ俺も。
4曲目が終わった時点の残り時間で現場判断、場合によっては1曲カット。時間的に「アウト」なら俺、「セーフ」なら真司さんが、イントロを開始する、ブロックサインを出してもらう手はず・・・(^^; だったがサインは「セーフ」、予定通り2曲メドレーで演奏させていただいて、満場手拍子をいただいての終演、ピタリ19:25! 
いい仕事、しました(こんなに時間を気にしながら演奏したの、ノミでは初めてかも)。

雲行きは終始怪しかったものの、なんとか一滴の雨も降らず、無事終了。
演奏終了後、テント袖でわざわざお声をかけてくださる方もいて、屋外イベントはやっぱり楽しい。
日ごろ屋内でばかり演奏しているから、こういうときにもう少し、スケールの大きい演奏も(楽器は小さいけど)できるようにならないとなぁ、とメンバーと話していた。
一緒に盛り上がれた楽しい演奏は、後で録音なんか聞いちゃうと、必ずしも演奏内容に神経払えてなかったりして、実際メタメタなことが多いんだけどね。でも演奏している側も、聞いている側も「楽しかった」という記憶だけが共有できた、という意味では、いい本番、だったのかな(開き直り)。
やっぱ、生演奏の醍醐味は、ココっすよ。
この勢いのまま、Tnato Gutsの面々と、うたたねのみやびんさんとで、どとーのウチアゲへ。