機材と運搬方法に関する考察(?)

29日。世間サマではゴールデン・ウィークとやらの、始まり。
子ども手当てがもらえるわけでなし、高速道路1,000円が関係あるわけでなし、さりとて公立高校無償化の対象でもなし、な俺は、国家権力に「国民」と認識されていないようなので、こういういい方になる。
せいぜい浮世を楽しみませう、さぁご一緒に。

というわけでもないが、今回も全持込みの「お仕事」。
屋内外を問わず、せっせと使ってあげなきゃな、リズム・トラベラー。
しかし、「特大オカモチ」*1での持参は限界だ。
おのれのない知恵を絞りつつ、店員さんのお知恵を拝借して購入は、英国プロテクション・ラケット製タムケース、16”× 16”。これになんとバスドラが入ってしまう。さらに余裕ある深さを生かして小さなタムがふたつ、同じケースに収まってしまった*2。オカモチに付属の緩衝材を挟み、さらにその間に16”シンバルを入れれば一体収納のできあがり。いつものカートにくくりつけたら、かなり機動性がよくなった。決してバスに乗れるほど、カサが減ったわけではないが・・・。
オカモチが何で機動力に欠けるかというと、巨大で四角いために、歩こうとする蹴り足(後ろ)がケースにぶつからないように歩くと、歩幅が制限されてしまうのが原因。必要なものがひとつにまとまるというメリットもなくはないが、あの巨大オカモチを、エレベーターのない地下が多いライブハウスへの階段で、ひとり担いで降ろせる人も、そうはいないだろう。
写真(左)の細長いハードウェアケースも、オカモチとは一体化する構造になっているが、実は一体化すると思った以上にトップヘビーになってしまい、更にオカモチでの移動が困難な原因に。なんといってもハードウェア類が一番、重いのだ。
今回のカート使用だと、荷数的には従来の3つに収まる。というわけで、写真の通り。
後日記:今は13"用にしてはでっかいスネアケース(写真右)を、タムケースの上にくくりつけて一体化している。かわりにキックペダル・ケースに楽譜とか小物打楽器もろもろ入れて、肩から提げた方が、移動しやすかった・・・。

階段等狭い場所でやむを得ない状況では、荷を解体するという「荒業」も容易だ。メンバーに手伝ってもらうにしても、棺桶よろしくオカモチを捧げもって階段を恐る恐る下りるより、バラしたそれぞれのバックを持ってもらった方が、お互い安全(本番前の怪我は、避けたいよね)。
というわけで、自動車免許を持たないドラマーの俺としては思いのほか、ドラム持参でスムーズに電車移動している。駅までタクシー、はこの際仕方ないが*3
その昔の家電、テレビデオを思い出した。ブラウン管テレビにVHSビデオデッキが一体化していたヤツだ。あれも便利に思える反面、ビデオかテレビが何らかの故障を起こした場合は、もれなく両方、メーカー送りになってしまうという最大欠点があったっけ*4
スネアケースにしても、シンバルケースにしても、俺が車輪つきのものを買わないのは、同じ理由。一体化もそこそこに、という教訓。
また、別体のカートはこの際ケチらず、車輪の少しでも大きいものを。地面の凹凸を拾いにくく、電車移動の際にはホームと車両の間で脱輪しにくい。
以上少々長めに、個人的なドラム用アクセサリーに対する考え方でした。

*1:リズムトラベラー専用運搬ケースのこと。

*2:8"と12"を、マトリョーシカ状態で。10"は仕方ないので、ここんとこお留守番になっている。

*3:でもプリウス型タクシーのトランクにも入ったよ

*4:友人の経験