b vocalライブ

風邪休。
鼻腔の奥がずっと痛かったが、ついに喉にきた、鼻水も止まらない。
昨、祝日も結局、一日寝ていたが、好転せず。というのも関東地方、この一日で10℃も気温が下がった。金魚ならばとっくにあの世行き。
そして、英さん夫妻の八重山からの帰京に合わせたように、やってくる台風12号
そんななか、今夜はなんとしても、スペインのアカペラグループ、b vocalのライブへ行かねば(ヲイヲイ)。
風邪薬でアタマがややボーっとしていたのが、とっても残念。
Take6のように凝ったハーモニーを聞かせるタイプではないが、難しいことをサラッとこなし、とにかく一時たりとも客席を退屈させないサービス精神がすごい。
それこそメンバー全員、キャラがたっていて、しかもことばの通じない日本で、片言の日本語と万国共通のゼスチャーを交えてでも、笑わせてくれる。
元々やはりクラシカルなスタイルの演奏だが、歌唱法の基礎がしっかりしているので安心してみていられる。RAPに赤とんぼ・・・アカペラは形であって、ジャンルではない。貪欲に新しいものも古いスタイルもどんどん取り入れて自分達の演奏にしている姿勢が、まる。
ベースのフラメンコ(舞踏)はすごかった。
全員、カラダもちゃんと使える人たちなのだなぁ。ベーシストが一番身軽で、フラメンコを踊り出したのにはびっくりした。彼が一番ジェスチャーに富んだ道化役で、アカペラバンドはとかく、どこもベーシストは体格が大きく、ともすると地味な印象のところが多いものだが、ちゃんと「主役」を張れるベーシストがいるバンド、というのを初めて見た気がする。考えてみればベーシストだから地味役でなきゃいけない、ということは全くないのだ。
いやー、楽しかった! とってもステキな夜を、ありがとうございました。