高い金かけて

買ったものを、壊さんばかりに叩く、ってんだから、なんとも因果なモノだよなぁ、打楽器ってヤツぁ。
ましてやまだ自分のものでもないのに、で恐る恐るの試打。某店にて。
通販でなく、こうして対面での買い物に出かければ、「一人前扱い」。実は緊張でよくわからないなりに、とにかく「へー」とか「ほーー」とかいってみる・・・経験豊富な店員には、どーせとっくにバレバレ、なんだが。
で、
叩くために買ったのに、そんな出費に慣れない最初の頃は、妙に手加減してみたりして。
そんな自分がまた、妙〜に照れくさかったり。
こんなんだから、買ったばかりの打楽器を即本番で、なんて勇気は未だ持ち合わせてなく。

今回は先日の阿佐ヶ谷ジャズで、様々なJAZZ演奏を生で聞けたことがきっかけ。
やっぱJAZZは、ライドシンバルだよな(ホントかよ)。
その豊かなサスティーンの中に聞こえる、明確なビング音(スティックの音)への憧れが、急速にマイ・ブーム加熱。
しかして、ライドシンバル、でかくて重い。どうやって「俺たちの現場(ここはノミの心ぞうの方、ね)」に持参したもんか。
というわけでまた勇気なく、通常20"以上のトコ、18"「クラッシュ・ライド」というチョイスになっちまいましたが。
俺の勇気も(財布的にも)、ここらが限界、らしい。
改めて見回せばパイステで占められている現有勢力。別に意識的に揃えたつもりもなかったんだが。
フツーだったら恐らく、じゃ組み合わせ的には同じパイステからか、セイビヤンあたりで探すか、ということになるんだろうけれど。
なぜか今回はジャズやるなら「いつかはジルジャン」みたいな自己盛り上がり。
パイステとジルジャン、かぁ。
この組み合わせ、見ようによっては「こいつアタマおかしいんじゃ・・・?」と思われても仕方ない。
相変わらずフリーダムなワタシ(無知、ともいう)。
ここまできたら自分の無知っぷりに拍車をかけて、その明るいトーンがむしろ好みだったAジルジャンをやめて、あえてダーク・トーンのKジルジャンに決めてみた。