昭和記念公園・コスモスまつり

中央線からの直通電車が大分増えたので、立川駅でドラムかついで跨線橋、という乗り換えをせずに済んだ。今日もドラム一式持参、大活躍(ドラムセットが)。
会場に着くとすでに30分オシ。この屋外イベントらしい、おおらかさは好ましい。
多摩地区は曇りの天気予報がはずれて気持ちいい快晴なのだがしかし、これからの演奏内容に歌ものがあるので、ビールに手が出せないワタシ。

「飲めばいいのです」
でました、悪の誘惑、そのおことば。なんだか(宗教っぽくて)笑ってしまう。
「ノメの新教」とか悪の結社バンド、つくっちゃおうか。
「あなたは、救われるべきです。日ごろ信心深く暮らしてきたあなたには、その資格があるのです。だから、飲めばいいのです」とか(笑)

と、まぁアルコールが入っていないなりにぐだぐだな会話を延々と楽しみつつ、ステージ前に敷いたブルーシートで出番待ち。それぞれが買い揃えたツマミを食べながら、他のバンドの方たちの音楽を楽しむ時間は、屋外イベント満喫タイム。
途中から音響が気になりだした真司さんが卓に寄って行き、顔見知りにからめ取られてすっかりPA専任にさせられて、走り回っていたこと以外は・・・。

ふたつ前のバンドの演奏が終了した時点で、お招きに応じてドラムをステージ上に据え置く、時短作戦。自分たちのセッティングの際にはF1レースのピットのごとく、真司さんの号令のもと、チームワークで(珍しく)瞬殺セッティングとなった。
俺は屋外ということもあり、最近になってブラシからスティックに替えた曲も含め、思いっきり演奏。歌ものは青天井に声が吸い込まれていくようで、つい楽しくて、視線はドラムの手元でなく顔ごと上を向いてしまう。
キンモクセイが満開で、そこら一面とてもいい香りがしていた。
思いのほか遠くまで音を届けることができたものか、目線を戻すと徐々にたくさんの方々が、ヒラのステージ前に集まってきてくださっていた。
演奏自体は特に、前日のすみだジャズから、自身でも進歩が認められるレベルではないんだが、思い切りだけはよくなったみたい。
「ノミの心ぞうさんは、この軽快さがいいね」と笑顔のSさん(催事担当者)。ありがたいおことばをいただいた。