俺がなまこだったら、中身が全て飛び出てしまいそうな一日だった。

もうね、新しい仕事に着手するわけにもいかず、かといって保留事項に手をつけるわけにもいかず(来週から見方によっては「担当者行方不明」、になっちゃうからね)、ひま〜〜〜〜。
自宅送り用の宅配便箱をつくって、いつの間にやら増えていた私物を、ぽいぽい放り込んでたりして。
文房具フェチなので、文具はお気に入りの使い慣れたものを、結構自前で持ち込んでたなぁ。事業所によっては、「窃盗」防止の観点から私物持込禁止になっているところもあるらしいが、さしずめ現代版「武士の刀」だと思うんだよね、デスクワークでの文房具って。

先週一斉に出した「離職のご挨拶」メールに、ぽつぽつと返信をいただいた。とても、ありがたい。
こうして、外部の人たちにアナウンスしちゃった以上は、本人も異動の「現実」を受け止めざるを得なくなり、いよいよ慣れないストレス。これから有給休暇の間で片付けなけりゃならない課題の山にも、否応なしに思いが及び、憂鬱だ。
あまりにも急なお知らせになってしまったものだから、いただいた返信の行間に少しでも、お気を損ねているような表現は読み取れないだろうか、などと気にしだすと、これはこれで結構気づかれする。
電話をくださった方、わざわざ立ち寄ってくださった方・・・世間的常識皆無な俺としては、いちいち新鮮だったりして。

なんとなく職場にひとり、だらだらと残ってしまうここ数日の夜は、退勤前にこれらに返信をするのが日課になってしまった。
これまでの感謝の心を込めてことばを選んでいるとつい、結構な時間が経ってしまっている。

さて、明日は実質の最終出勤日、13日の金曜日・・・。