1月3日 レ・ミゼラブル


正月休みの最終日。彼女と落ち合って、映画「レ・ミゼラブル」を観た(因みに渋谷ではなかったが)。
革命の映像はミュージカルよりリアル。
舞台芸術がどんなに立体的でも、客席からしか見られない限り、クレーンカメラの縦横無尽さにはかなわないらしい。専門的なことはわからないが、冒頭からグイグイ画面に引き込まれる。
どちらかというとミュージカルが嫌いな俺でも、何の抵抗もなく話に入り込めたのは、予告編でも説明されていたように、名だたる役者全員がセリフを話す抑揚そのままに歌うのを収録している、という画期的な撮影方法。
なんで今まで誰もやらなかったんだろう、というコロンブスの卵。
というか、役者がこんなに歌うまかったら、歌手は全員廃業じゃん・・・。
ピアノ伴奏が役者の緩急に合わせて伴奏し、その部分のみを後日、オーケストラに差し替えるという手間のかかる作業ではあるが。
エポニールが、届かない想いを抱いたまま愛する人をかばって銃弾に倒れたシーンと、ラストの「天界」のシーンでは、不覚ながら涙があふれてしまった。
ここでもバックに流れる革命のテーマは、昨年来俺寄でも歌ってきた曲だ。