焼き鳥屋PARTYライブ「どっちがチキンだ?」(Matrix/俺たち寄せ集め)

というわけで後日談、以下思いつくままにつらつらと。



「FUNEをセンターへ」ネタにも、さすがにそろそろ飽きてきたな。来年は他のネタを探さねばならんか。
先攻が俺寄だったわけだが、お客さんも時間とともにいい感じになってきて、2ステでは客席から自然に手拍子が(と思ったら、後日動画見たらFUNEが煽ってたんだけど・・・)。
MCでは、俺が迂闊に割り込むと話がどっかいっちゃうことがわかったので、最近は話したがりのメンバーにお任せしっぱなし。で、今回は他人事のように(ヲイ)眺めていたら、先輩たちを前にちょっと緊張していたのか、いつもの調子が出ないまま終わった感じでしたな。
この辺の違いが気になる方は、22日のライブもぜひどうぞ。
話題としては、Matrixのステージで、選曲からアレンジから一手に担っている和田さんが、メンバーには「和田王」と呼ばれているとの話題中、「ちっちゃな王国だけどね」と返して客席の笑いを誘っていたが、同じく俺寄のステージでこの話題になり、真司さんの返しは「俺ら、無政府主義だから」・・・あ、アナーキーだったのね、俺ら。>幹事長、こっちです(何か違うかも・・・)。
この、身も蓋もなさげな感じが、俺寄本来、かもねぇ。
FUNEくん、ついにOM-3(マイク)買いました。というわけで、4人中高声部2人がOM-3で揃えてみたが、結果はなかなか良好だったようだ。
因みに光法も、動画撮影機材を導入。今回はなんと、動画を見つつこの文章を書かせてもらっている、贅沢。

2ステの頭はSaintだったが、俺は歌いながら南アのマンデラ元大統領死去の報のことを考えていたりする。

よくベテランのバンドを評して、「人生の酸いも甘いも知り尽くした」などというが、それがどういうことなのか、俺もおぼろげながらだがわかる年齢になってきたようで。
Matrixさんたちの、音楽との関わり方、余裕と貫禄、笑い、そして演奏表現・・・。今後の音楽活動を考える上での、たくさんの刺激をいただいた。
今回Matrixのステージで一番俺の印象に残ったのは、“A Place In The Sun”。
その圧倒的なコーラスを聴いたとき、今年の俺はクリスマスは信じてないけど、神様は信じます(^o^)、という敬虔な気分になった。
そんなMatrixさんたちのステージ、日頃の悩み事も忘れる楽しさでした。

というわけで合同演奏では、男声しかも声量ハンパない8人をバックにひとり歌い出しの気持ちよさといったらそれはもう、まるでオーケストラをバックに歌っているみたいで。
細く長く、歌い続けていてよかったなぁ。

今回も後で録音やら動画やら見ると、個人的にはいろいろとやらかしちゃってるわけだが。しかしユニゾンになると頑ななまでにピッチが合わないのは、本質的に仲が悪いからなのか、単に頑固同士だからなのか・・・というわけで大団円。
同じ男声ながらバンドカラーの違い、期せずして今回の「隠れテーマ」だったみたいだ。
ご高齢の方が多かったのと、初アカペラの方も少なからずいらっしゃったようだが、人間の声が持つ可能性、みたいなものを感じていただけたのなら幸い。一方で我々の演奏スタイルは今や少数派なので、今後のアカペラ経験との関係性としてはどうなのか、「先行き」についてはちょっと心配ではある。他人の心配をしている場合ではないとは思うが。

で、成り行きで決まっちゃった今回のライブ・タイトル「どっちがチキンだ」ですが、最終的にどっちだったのでしょう。