God Only Knows

1週間前から、会社で支給された安全靴で通勤している。ということは俺の仕事がネクスト・ステージに移行した、ということを意味している。
スニーカーよりちょっと重く、通勤電車内で美女にハイヒールで踏まれても全く痛くないのが、残念だ・・・。
駅から社までの送迎バス車窓途中にラブホ街があって、ここ数日は想像通りの満室状況。
朝の通勤途中、連れだって歩いている若い男女を見たら、きっと昨夜はあんなことやこんなことを、と勝手な想像を片っ端からしまくってやることにした。どうせ他人(笑)だし、俺の中ではクリスマス、抹殺済だ。

せっかくの平日なのにテレビも特番ばかりになってしまい、すっかり見る気が失せている。テレビの鳴らないひとりの部屋は思った以上に静かで、さぞ寂しいかと思えば、これが年明けを待つ我が国ならではの年末ムード、と俺は勝手に思って満喫している。

先日の中目黒ライブに来てくれた友人から、「何で(まだ)千葉なの?」と聞かれた。
そもそもこっち来た理由は仕事だったはずなのに、その仕事は1年で辞めちまった。決断のもうひとつの理由だったはずの彼女とも別れちゃった2013年なわけで、今となっては別に、居続ける理由はないのだな。
ただ、学生時代以来のひとり暮らしもそれなりに楽しく、居心地のよくなったこの部屋を引き払ってしまうことを想像しても、すでにいくばくかの悲しみを伴うほど、思い出が積もり始めている。せっかくだからしばらく根を張ってみようかな、と思っていたりする。