すみだストリートジャズフェスティバル(俺たち寄せ集め)

8時起床、圧倒的な寝不足のまま、実家からすみだストリートジャズ会場のある錦糸町へ。
予定通り30分ほど早く会場に着いたので、ひとりで軽くストレッチ&声出し。
会場でご担当者に挨拶を済ませると、声出しをかねて「さくら」をひとふし歌っていたらFUNE到着、途中から加わる。2回し目にはいったところで光法到着、そのまま加わる。最後に真司さん到着、4声で結局終わりまで歌い上げてしまった。
この会場では12:00からの我々がトップバッターということで、不測の事態にも備えたセッティング要員としても早めの会場入りになっていたのだが、機材などは前日のままなので、とりたてて設置作業が必要なこともなく、やや手持ち無沙汰のまま、何曲か声を出しつつ、演奏開始時間を待った。
まだ時間が早いせいか思ったよりも人通りが少ない気がしていたが、それも演奏を始めると、俺寄としては思った以上にたくさんの方々が足を止めてくださり、我々の演奏に興味を持っていただけたようだった。
というわけで演奏スタイルこそアカペラだったが、今回は珍しく(男声)合唱曲に始まり、バーバーショップ、ジャズスタンダード、J-Pop、Doo-Wop、ミュージカルと、幅広くお送りした。

当初はもう2曲ほどは歌えるんじゃないかと用意だけはしていたが、いつもの“ベシャリ”担当がしゃべるしゃべる…。結局、予定通りの演目で時間いっぱい。そもそも時間を持て余すのを覚悟して、トークを長めに入れたということなのだろうと信じているが…後で動画を見ると、たくさんの人が画面を横切っていくのは決まってしゃべっている時、なのはどーしたものか…。
会場間移動途中の出演者の一団だろうか、足を止められないまでもたくさんの人たちが我々の演奏に合わせて、楽しそうに手拍子をしながら通りすぎていってくれたのは、とても嬉しかった。こういう、客席との距離が近い場所での演奏は、何より反応を直接返していただけるのが一番だ。
それにつけても、「Surfer Girl」の入りは音程がひどく、さすがに歌いなおした方がよかったかなぁ。プログラムでいうこの辺りから、歌詞もかなり怪しく、集中力が切れたか。
俺も含め、歌詞にしろ音程にしろ、メンバーの誰かが間違えたときの動揺をいつもよりも長く引きずってしまうようで、これも演奏ブランクがありすぎたせいなんだろうか。そう思って振り返れば、人前での本番演奏は、なんと昨年末のmatrixさんとのジョイント・ライブ以来だ。
FUNEがリード担当の曲、で前に出るのを躊躇し、それを押し出そうとする光法の図、はすっかり定番ネタだが、最近の俺には光法がちょっとしたイジメっ子のように見えたり…というかさすがにちょっと飽きたな、このやり取り。

屋外イベント用の小規模PAシステム*1は内臓、じゃなくて内蔵リバーブもなく、アンプ自体のスペックも俺寄にはさすがに少々脆弱だったようで、演奏ほどなくオーバーロードしてしまった。自身の演奏中は、プログラム後半の方だけだと思っていたが、動画を見ると最初の方、Saintでもう音割れが起こっていたようだ。
音割れするとエフェクターディストーションとは違って、音が後退して聞こえちゃうので、咄嗟に音量を「穏便」モード(笑)にするか、どうせ生声でも聞こえるんだからいっそマイクを反射的に口元から遠ざければよかったんだが…。こういう臨機応変さは、まだまだ足らない俺たちであった。
しかしスリムになったよな、俺(嬉)。

演奏後、FUNEのお知り合いからビールの差し入れをいただいたのだが、なんとはるばるシアトルでの現地調達品。しかも氷いっぱいで、ちゃんと冷やしてお持ちいただき、これはもう、俺寄的な大事件です。長いこと歌っているが、こんなことはもちろん初めて。ありがとうございますありがとうございます。


時を同じくして会場隣のファミリーマートから、FUNEがビールを買い込んできた。ファミリーマートさんには、今回の会場に電気の供給という形でご協力をいただいている。このビールともども、あまりに嬉しかったので、早い段階から飲みすぎた俺。
ホント、本番直後のビールは、これがあの同じ「麦汁」かと思うくらい、毎度味が違うんだよね。

*1:CLASSIC PRO PA10/4