緑のステージ、二日目。

その移動途中、緑のステージで演奏していたのが「TRI4th」というバンド。この演奏が、今回2日間を通じて一番の、俺的に大当たり。

楽器の演奏って、熟達すると楽器と渾然一体になって「こねくり回している」ような感じになるように、俺には思えているのだが、まさにバンド一体になってそういう雰囲気。「クールな音」ってのは、こういうバンドから生まれる。他の楽器のソロに対してベーシストが時折向ける笑顔がとてもステキだったので、見ているこっちまで楽しくなってくる。ステージ右手の一角ではキレイなお姉さんたち数人が、思い思いに音に合わせて身体を揺らしている。そのうちにリズムが熱を帯びてきて、大盛り上がりのまま大団円へ。
これぞ典型的な、オープンエアの盛り上がりイベント。この楽しさを、どういうことばで表現したらいいのか。
ああ、ビールが欲しい(いや、もう飲めない)。
…ドラムも、ちゃんと練習しなきゃだなぁ(今のところ、演奏予定はないものの)。
俺はアルコール閾値をすっかり越えてしまったので、あえなくこのまま千葉に帰投。
道中、気持ち悪かったものの、大変な満足感(?)。

終わってみればなんだか、すごく切なく儚い二日間。
これまで仕事でも、いくつかのイベントの企画・運営に関わってきたことがあるが、
あの街を、いい音楽で満たすことができたのだろうか、俺たちは。
今日、その「音」はひとかけらだって残ってはいないけれど。
なんだかこうしてしんみりしてしまうのは…あ、ただの二日酔いか、俺。