船橋まちかどステージ(The Over The Hill)

というわけで先週偶然に知った、The Over The Hillさんたちの今夜の演奏、船橋まちかどステージ。
昨年10月の船橋ミュージックストリートでは、大変お世話になりました。船橋駅交番横会場では「俺たち寄せ集め」を含むアカペラ3バンドが演奏し、その際にお知り合いに。俺たち寄せ集めのYou Tubeに上がっている「2カメラバージョン」(!)の動画まで作成していただきました。

自身が音楽を長く続けてくると、いつの間にかつい、少しでも上手い演奏を目指しての(技巧的な)練習に偏ってしまい、もちろんそれは聞いてくださるお客さんと一緒に音楽を楽しむために必要なことなのだが、一方で自分が初めて人前で歌ったときのドキドキ感とか、そう思い立ったときの固い決意みたいなもの、そんないろんな気持ちがすっかり、どこか遠くて忘れ去られたものになってしまっているのは、音楽にとってどうなんだろう、と思うことがある。もしかするとこういう部分こそが、音楽をやっていく一番大切なものなのではないだろうか、と。
ちょっと失礼ないい方にはなってしまうんだが、ここでも何度か書いているとおり、俺自身の興味は演奏が「うまい・へた」ではなく、やりたいことがはっきりと伝わってくる演奏のすがすがしさが好きなのだ。CDの演奏クォリティそのままに、というのなら、カネ払ってプロの演奏を観に行けばいいのであって、でもプロの演奏にはない、(それだけでは俺が満たされない)何か、は確かにあるのだ。

今夜のThe Over The Hillさんたち、発電機を含む全音響機材を持ち込みという力の入れよう。マイクケーブルの色が各メンバーのテーマカラーになっていて、相変わらずおしゃれ。
俺は心密かに勝手に「やんちゃなオッサンたち」と呼ばせてもらっているんだが、何よりあのトシで、ドンドン初めてのことに手を出そう、という勇気がすごい。
機材はまだ使いこなせていない感じでちょっと残念だったが、今夜も演奏から、たくさんの刺激をいただいた。
先週に引き続き、仕事帰りの寄り道も悪くないな・・・明日も5時起床出勤だが。