呪、北陸新幹線、開通。

いよいよ、北陸新幹線全通に伴うJRダイヤ改定当日になってしまった。
並行在来線の問題について、結局ほとんどのマスコミが触れないまま。

テレビはどの局も「トワイライト」や「北斗星」の最終運行について、今日は新幹線の一番列車の取材でバカ騒ぎしやがって、JR広報にまんまと乗せられた形か。
ここは祝賀ムードに水を差さないのが、気遣いニッポン人としては当然で、何よりアナウンサーもレポーターも、一緒になって盛り上がって、現地でおいしいもの食べてた方が楽しいもんね。
日頃は何かと忙しいんだもの、たまにはこれくらいの「役得」があったって…その発想、既得権益やら贈収賄のきっかけになる、人間の心の弱い部分と同じですけど。
急速な高齢化で、自家用車に依存しない移動手段をどう確保するかについての智恵が求められているのに、ネットワーク総体として機能を発揮すべき、未来の日本の鉄道網をズタズタにする「政治的判断」、法制化当時の運輸大臣と総理大臣の名前くらいは、知っておいた方がいいな。
恐らく「日本をダメにした政治家」として、将来語り継がれる人たちだ。
こんな発想でどうやって「地方創生」を成し遂げるつもりなのだろうかねぇ。
人の心は簡単には切り替われない、というのは、先の大きな自然災害での教訓のひとつではなかったか。だとすれば、新しい社会インフラとそうでない従来型とが「選べる」ことこそが、本当の「豊かさ」ではないかと思う。

こんな俺は、北陸新幹線、と聞くと反射的にテレビを消してしまうようになってしまった…。