賑わう、というほど多くの人たちが集まることはない、行楽シーズンオフの終着駅。
それでも列車の到着時刻が近づくと、どこからともなく車が集まってきて、これから列車に乗る人の見送りだろうか、それとも到着する人のお出迎え?
遠くの一角がほの明るくなり、その光が徐々に大きくなってきてホーム先の緩いカーブを曲がって列車が姿を現す。定刻どおり。
定めれられた位置に止まると、折り返しの準備。
運転室後の暗幕が開けられて、シルエットになった運転手さんが慌しく動いているのが見える。行き先表示が反対側の駅名に変わる。ヘッドライトが消されて、赤いテールライトがともる。やがて時間が来ると出発信号が緑に変わり、反対側の暗がりが明るく照らされると音も無く今来た線路上を戻っていった。
…鉄道模型の1シーン、ではなくて、偶然見つけた上田電鉄・別所温泉駅のライブカメラ映像。
このところ毎夜見ながら癒されてます。仕事を終えて帰宅した夜は、つい終電を見送ってしまう。
日本にはまだまだ、すばらしいローカル線がたくさんあります。
あ〜、癒される。