ところで、当夜の演奏順

高校生に遅い時間まで盛り場、はまずかろうとのオヂサン的配慮から、Hymn−Hymnがトップ。そして通例、こういうジョイント形式のライブでは呼びかけ役のバンドがトリというのが普通なのだが、メールでの打ち合わせ段階で、「ひろし」さんたちから演奏順については委任いただいたので、俺たちが2番手。これは演奏後、少しでも早くビールにありつきたいとの理由、以外の理由が見当たらない。
だってぇ〜、いい演奏するってわかってるバンドばかりなんだもん、聞きながらビール、おいしく飲みたいじゃない。というオトナゲのなさだ(本当は俺寄がトップ、という、もっとオトナゲない案もあったりして…寸でのところで踏みとどまった)。
だいたい自身の主催ライブでもジョイントやゲスト選定でも、実は自分たちが楽しめるかどうか、自分たちがおいしく飲めるかどうか、が俺寄の厳格な「基準」です(笑)。自身も出演者、という視点が、全く欠落している…。

共演者がアブないオジサンたちでは、と心配されたのか(笑)、Hymnメンバーのお母さまも客席に…いえいえ、一緒に我々の演奏を楽しんでいただけたようでした。っつーか彼女たちのご両親、すでに俺たちより若いんですけど(TT)
メンバー4人中3人が未婚者な俺たち、返すことばもございません。
アフターでも雑談、楽しませていただきました。
「もてそうなのに」のおことばは大変光栄、俺に限っていえば既婚者にはもてるらしいんですけどね…。
「もしかして、バツイチ?」…でもありませんが(俺以外のメンバーも)。
すっかり酔った、唯一既婚者の真司さんから、「誰かいい人紹介してあげてくださいよ」
…コラコラ、それこそ余計なお世話じゃ! 好きでひとりもんやってるんじゃ…最近、年齢相応に酒に弱くなってないか? 真司さん。後で写真見たら、当夜全てのカットで、酔って目が据わったただのオジサンになってるんだが。
因みに今夜同じく共演の男声バンド「ひろし」のみなさんは、平均年齢的に10歳ほど我々より若いが、みなさんちゃんと所帯をお持ちになっているようだ。

その酔っ払いオジサンはツイッターの中で、「かわいい女子高生と一緒でおぢさんはもうでれでれです。」などと書いていたが、どちらかというと俺は、すっかり「親」側な気分であった。
たくさんいい音楽と演奏機会に出会って、たくさん実験も失敗も経験して、将来(歌っていようがいまいが)ステキなレディーになってくださいね(なんだか、ヒトの心配している場合じゃないような気になってきた)。

楽しい時間はあっという間にすぎて、ディープなメンバー数人だけが残ったライブ会場で、どこからともなくゴスペラーズの歌のセッションが始まっていた。
いいなぁ、この光景。
今、この2日間を振り返って一番、「音楽する自由」を楽しんでいる雰囲気を象徴していた。
誰かが見ているわけでも、誰かに聞かせるためでもなく、思い思いに和音を紡いで、それが目の前でこうしてひとつになっていく光景。

飲み後のシメは終電まで。いいんちょ〜に、中華「味仙」にご案内いただいて、今日一日の演奏の余韻にひたる。名古屋、一日目の終わり。

さて、明日はいよいよ本編「FAN2015」への出演…っと、続く話はまた今度。