帰宅してニュースを見たら、改正労働者派遣法が衆議院を通過していた。
労働市場の流動化、などと専門用語を使っているが、要するに相変わらず、社長の給料は「ご褒美」で、社員の給料は「コスト」という(前世紀経済学の)発想のままなので、ただでさえ少なくなっている「納税」世代が、まともに働く気力を失う、という国策だ。
今の日本の国力でこんなことやっちゃったら、ホームレスや生活保護世帯が記録的に増加するだけなのが、素人の俺の想像ですが、専門家のセンセイたちは、どんなウルトラC的必殺技をお持ちなのでしょう。
メンツだとか見得だとか。
せいぜい今国会を乗り切るスパンくらいのことしか考えてなくて、結局誰も、この国の「カタチ」や「未来」について考えてるわけじゃないんだよな。
俺もいよいよ「搾取」されてるだけじゃなく、「保護」される側に回ることを、真剣に検討してみようか。