日曜日、確定申告(年末調整)。

源泉徴収表は送られてきたが、年内途中退職だったので会社側で年末調整をしてくれなかったらしく、確定申告だ。この書類を書くのも、大学卒業して以来だな。
とはいえフリーランスな仕事をしたわけでも、複数の事業所から収入があったわけでもないので、申告内容は至ってシンプル。
手引きに従って必要事項だけを埋めていけばいいのだが、何しろ世の中にはいろんな手段で生活の糧を得ている方々がいらっしゃるので、制度自体はどうしたって複雑怪奇だ。ニッコリ笑顔の女性職員のイラスト、そのふきだしには笑顔に似つかわしくない専門用語が羅列されているギャップ萌え? 手引きの、見た目のアタリはなんとか柔らかくしようとしたものの簡単には説明してやらないとゆー…役人の「上から目線」にイライラしてくる。
どうせ平易に説明できるだけのアタマがないんだったら、こんなところで妙なサービス精神を発動しなくていいから、税金安くしろって…(まさかこの程度でわざわざイラストレーターに発注したりしてないだろうな)。
手順どおりに計算していったら、基礎控除額の38万円が乗っかった途端に、俺の所得税額が「マイナス」に?! しかも、既に源泉で抜かれている額の3倍強…って(ななな何か、もちがってますか俺?)。
満額戻って来たりは、しないんだよねぇ、収めていない金額以上は(そう考えれば、至極当たり前だが)。
「貧民」給付金が3万円、どころでも穴埋めできない金額になってるんだが。
やっぱりおかしいだろ、この国の税金。
つまりは憲法に保障されているはずの「最低限度の生活」に必要な金額以上に、課税されちゃってるわけだ、一旦は。
「足りないから、取る(値上げする)」の繰り返しじゃ、なんも解決してないだろ…。
社会保障費が不足するからと値上げすることで、結果的に生活保護者を増やしちゃってるんじゃ、本末転倒だ。

俺は別に「保育園落ち」てはいないけれど。
憲法解釈よりも五輪よりも、明日生きられるかどうかの国民の生活にとっちゃ、こっちが先じゃねーか。そもそも憲法の存在意義が、国家の介入を制限するための最高法規だというのなら、国民に「納税の義務」はおかしくねーか。さっさと改憲すべきは、ここからだね(笑)。
それとも年間所得が基準額に満たない人間は、「日本国民」ですらないとか?
税金足らなきゃ値上げ、だけじゃなく、ちゃんと「お給料分の仕事」くらいはしてくださいよ、国会議員のみなさま。オネガイ。