きっかけ。

名古屋城、京成線に出現!

何かにつけていろんないい回しをしているかも知れないけれど、つまり俺は、公私とも満たされた(ように見える)ヤツの演る音楽を、おもしろいと思えたことがないんだよね。
俺たちも、何か満たされないものを抱えながら生きているから、お互いにまだ、こうして音楽やっていられるんだと思う。

もちろん、何を大切に考えるかは、人それぞれだけど。
それにしたって、「伝え方」ってもんがあるでしょーよ。
俺としては別に、提案をしたかったわけではなく、自身の生活立て直しの目処として頑張ろうという意思表示がしたかっただけなんだけどね…返信されてきたのは、どこのエリカ様からかと見紛うメール。
内容だけ見れば、そりゃ確かに事実や道理で、誰が見たって「正しい」文章、なんだろうけど。
世の中運良く、自己肯定的な自我を獲得できたヤツばかりじゃぁないんだぜ。
とりわけ音楽をはじめとした表現活動なんかに従事しているヤツの多くは、自分でも梃子摺ってしまうような過敏な感性を持っちゃってる人が多い印象があるんだが。
「ちょっといいすぎちゃったかも」
直後にそんな、たったひとことがあるだけで、よかったはずなんだけどね。

「面倒くさいヤツ」ってもしかして、こうやって自らが自身の関係性とともに、周囲にこしらえてきちゃってるんじゃないの?
少なくとも相手に対してそういう思いを抱いてしまったら、陰日なたな態度を通じて間違いなく相手に伝わるものだし、そこまで感づかれていないにしても、実はそう思っている相手から自分も同じように思われてしまっていたりするもんだよ、こういう場合だいたい。
そんな状況では、どちらの道理が正しいか正しくないか議論することに、全く(建設的な)意味があるとも思えないし。

それはともかく、いずれにしても。
俺としては一気に、一年分のモチベーションが、いとも簡単に潰えちゃったので。
しばらく一緒に音楽することは考えないと思う。
少なくとも年内一杯は。