熊本で大地震

仕事から帰宅すると、税務署から普段と明らかに体裁が異なるシールハガキが届いていた。
いよいよ強制執行かと、心臓が止まる思いで開封したら、年末調整で申請しておいた還付のお知らせだった。

21:26 熊本で震度7地震
以後も震度6程度の余震が続いており、夜ということもあって被害の全容はまだ不明。
もどかしい。
「こんなはずじゃ…」と一番もどかしい思いを抱えながら仕事をしていたのは、現場の記者たちだろうけど。
ようやく、こうしてニュースを見ている側としても少し腑に落ちる報道がされるようになってきたときには、(熊本)地震から1週間ほどが過ぎていた。生身の人間ひとりひとりの痛みや苦しみが、徐々に伝えられるようになって、ようやく「大変なことが起ったのだ」と実感、共感する。

そんな最中、熊本の取引先からの電話は、「依頼していた書類が届かない」というもの。
4月中に届かないと…という担当者の声が少し暗く聴こえる。っつーか仕事してる場合なのか? それよりも緊急に必要なものはないのか?…。
まさか「(職場は)被災されていませんか?」とか「ご自宅は大丈夫でしたか?」などと根掘り葉掘り尋ねるような真似もできず。
この非常時に現地の人たちを応援していないわけがない、がその思いは適切な言葉にならない。

それにつけてもまさか我が国の政治家たち、「これで消費税増税の据え置きへのいいわけができる」などと考えてるヤツぁいないだろうな…。
日頃の言動からは、そう邪推してしまうほど我々庶民の生活実感とかけ離れたことしかしていないように見えるので。