久しぶりの、本番演奏の翌日は


お約束の二日酔い。
部屋に音楽の鳴らない一日。
昨夜も年齢、世代に関係なく、ほぼ「既婚者の集い」だったなぁ(笑)、などとすっかりネガティブな気持ちも、慣れたものだ。
どこかに出かけて、何かをやっていなければいけないような、そんな落ち着かない気分だけが先走るような、いい天気の日曜日。
たとえうまいこと何かに熱中できたとしても、昨夜ほどの充実感が得られるわけがないのもわかってる。
しかし、やっぱり「仕事が趣味」の、仕事だけの毎日なんて、とても考えられないな。
仕事は、俺にとってはあくまでも、幸せに暮らすための手段のひとつに過ぎない。
それよりも、たったひとつ、人から認めてもらえることがあるというだけで、こんなにも世界は輝いて見える。
充実した達成感と、またひとつ本番が終わってしまったことによる、心の中にぽっかりとあいた穴と。
これも実に久しぶりの、本番演奏翌日の気分。
明日、戻ります。「祭り」から人間の生活に(ちゃんと戻れるのか?)。