習志野・梅林園。

日曜日は一転、狙い通りの晴天。
午前中は風が強かったようだが、午後には止んでいたので、意を決して(既に午後だが)布団を出ると、今年も習志野・梅林園へ。地元民でなければ恐らくわかりにくい住宅街の中にあって、俺の散歩には程よい距離。

昨年から、(写真)道路手前側の(左手)区画が伐採されてしまっていたので心配していたが、今年は写真のように右手と、よく見ると道路向こう側の手前も伐採されてしまっており、看板によるとどうやら雨水槽工事のために伐られたということらしい。
今年の「3月25日まで」とあるので、来年にはまた元通り、梅の植樹がされるのだろうか。個人的にはこちら側の区画に、花の色や枝ぶりの好きな木が多かったんだが。

俺は、何かと派手目な桜よりも、独特の風情がある梅の方が、好みだ。市役所のHPによれば「五部咲き」とのことだったが、実際に現地に足を運んで見ると、ちょっとフライングか。恐らくまだ、三分咲きくらい。
早ければ来週あたりが旬ではなかろうかと思うが、俺はWINSの練習日かぁ…。


ただ、梅は、たとえ花はなくとも、重力を跳ね返して中空を自由に這う枝ぶりを愉しむものだ、と思う。
花粉症のせいか、思ったほどには香りが愉しめなかったのも、残念。

▲セオリー通りの順光より、逆光で撮った方が質感が出る気がする。
▼よく行く公民館の写真展で作品を拝見してて気づいたのだが、花のバックには黒を選ぶと、写真が締まる。


あるサークルでは全員が同じように「黒バック」だったので、何とかのひとつ憶えで教わるものらしい。
▼影だけでなく、こんなものもバックにしてみる。

それにつけても、定年後の時間とカネを持て余しているような1眼レフを片手に、何の躊躇もなく柵内に踏み入っているオッサン、はっきりいって目にするだけで気分が悪い。
マナーを破らなければ撮れない「傑作」って、いったいどれほどのものなんだろうか(俺だったらそんな写真、胸を張って友だちには見せられない)。土が踏み固められてしまったことで、来年その木で花が咲かなかったとしたら…? 1年に1度のこの時期のために、日々木の手入れをしてくださっている方々に想いを馳せることもできないんだろうか。
香りを愉しむためのこの区画で、たばこを吸ってるヤツまでいる始末だ。
歳を重ねるごとに、「粋」でありたいものだがねぇ。

一方、こちらはなんだか微笑ましいですな。
俺がこのくらいの年齢の頃ときたら…コノヤロ!