”March’s Sounds” at On The Roof+(WINS阿佐ヶ谷)

男声カルテットの経験者だという”Stairs”のメンバーの方からお声掛けをいただいた、ウチアゲ。同じ千葉県内にお勤めらしい。
逆に「混声(”Stairs”さんは、混声アカペラバンド)は、やっていないのですか?」と訊ねられた。
「テナーは混声だと、『中間管理職ストレス』(笑)が溜るんですよね」
と俺。
ハーモニーを構成するストイックな役回りも、決して嫌いになっちゃったわけではないんだが。
誰しも経年劣化は避けられないがまぁ、こうして大きな声が出るうちは出してやろう、っていうのがここ最近の俺。
楽譜上の「決まりごと」も、少ない方がいい、という考え方で、リードを歌わせていただいている身としては、できるだけ「身軽」でありたいのだ。
今夜のようにお客さんの反応がいいと、こちらも気分が盛り上がるし、演奏内容も決して練習でやったことばかりをトレースするだけのものに留まらず、その瞬間瞬間でめまぐるしく変わっている(はず)。
今のメンバーは、そういうことに反応する速度が速く、申し訳ないとは思いつつやりたい放題させてもらっている。
一方で、一見馬鹿馬鹿しい思いつきや演出なんかも、お互いにどんどん出しあって、今回そのほとんどを(それなりの)カタチにしてしまったりもして、バンド(活動)に勢いがある、とはこういうことなんだな、と思う。
演奏内容は相変わらずちょこちょことやらかしているが、ライブ全体の流れとして、WINSのひとつの「見せ方」みたいなものが見えてきたような気がしている。
終演後の客席からは「メンバーひとりひとりが…(キャラ?)」といった評も、ちょっと耳にした気がするが…歌についての話でありますように(汗)。

久しぶりにジャーマネ嬢を伴ってのウチアゲ(2次会)では、ゆたかさんと俺が「銀塩」(フィルム)時代の写真の話で盛り上がってしまった。
D76、フェロ板・バライタ、スポッティング、ゲッコール、両溝リール…死語ばっかりだなぁ。既に忘れちゃって、咄嗟に出てこない名称もある。バットは、現像バットと粉砕バットをちゃんと使い分けないと…(ニヤリ)。