まさに格闘技

を見ているような…。
以前ご一緒させていただいたことのある鈴木よしひささんからは、今回も気軽に「何か一緒に演奏しませんか?」とお誘いいただいたのだが(それはそれでスゴいことなのだ)、当日のSaigenjiさんとのセッション・リハーサルを拝見していて、これはうっかりセッションなど持ちかけなくてよかった、と正直思った。
多分、あの中に飛び込んだら「返り血を浴びる」くらいではすまなかったかも(笑)。それだけ学ぶことも多かったかも知れないが。
まぁやっぱり、楽器演奏は音楽の「自由度」が桁違いなんですよ。
おふたりの「化学反応」(公式フライヤー参照)どころか、目の前で今、音楽を紡ぎ出している「現場」そのもの。
どんな録音でも動画でも、この会場の空気感は伝えられないんじゃないかと思う。
もしかして今夜、歴史的名演に立ち会っちゃったんじゃなかろうか。
…あー、スゴかった。

今回も俺たちはあくまでも、俺たちの「走り方」をしたまで、だが。
何かと「決まりごと」の多いコーラスと、縦横無尽な楽器演奏と。
とても対照的だが、どちらも音楽、という一夜になったんじゃないかな。
お陰さまで一足先に演奏を終えた俺たちは、これ以上ないいい演奏を拝聴しながら、とてもおいしくビールをいただくことができました。
あー、俺は、俺たちは、生きてるなぁ、という実感とともに。