July’s Sounds(WINS阿佐ヶ谷)

右足首の件では、一部の方々に大変ご心配をおかけしました。
お陰さまで、「ひとりだけ椅子に座って演奏」という最悪のフォーメーション(笑)は避けることができた、のみならず、毒舌院長が驚くほど早く、完治してしまいました。
原因に心当たりがないのが引き続き先行き不安ですが、当然本人が一番、安堵しております。ともかく他の事に気をとらわれず、いつも通りの演奏ができることのありがたさ。これで間違ったことを歌ってしまったらもう、「自己責任」です(ははっ)。

偶然一緒に昼食を摂ることになったゆたかさんから、身体と喉の起しについて、訊かれた。
そういえばWINS阿佐ヶ谷にお誘いいただいた当初は長いこと声を出していなかったこともあり、毎回練習前に個人的に声出しをしてから練習に臨んでいたものだが…最近はすっかり不精して、そこまではやってないなぁ俺。
年とともに集中力が続かなくなったり体力が落ちてくることには抗いようがないので、むしろ本番に向かってその日の自身のピークをどうやってもっていくかに注力している、という意識に変わった。特に本番特有の「突発事態」が発生したとき、いかようにも対応がとれるように、音には集中しつつ頭は柔らかくありたい、と思っている。フレージングやブレスの位置など、あまり厳格な決め事と捉えないで、様々なアイデアを色々と編み出しては、本番直前のリハーサルまで試してみたりする(実は本番で思いつきから突然やることもあるけどね。もちろん他のパートの動向=メンバーに配慮した範囲でだけど)。
音楽を演奏する(口幅ったいが、表現する)ということは、楽譜を(頭に)入れて終了、ではない。むしろその先にあることだ。今更いうまでもないことか。
というわけで、会場入り。

これまでWINS阿佐ヶ谷のホームグラウンドとして演奏させてもらってきた、勝手知ったるOn The Roof+。まずは先月同様の分担で掃除、機材セッティング、PA調整、がメインで、リハ枠は俺たちにとっては充分な時間。全編にわたってのランスルー(=通し稽古)とかは、実はこの期に及んであまりやらないので。
今日は来月のすみだでの演奏を視野に、全曲ハンド・マイクでの演奏だ。やっぱこの方が慣れてるから、断然気分がラクで。
早めに到着されたStairsさんたちに見守られながら、さっくりリハ終了…といいたいところだが、早速トラブル。歌い慣れているはずの某曲エンディングで、繰り返し回数で意見が合わない、という事態に、慌てて再度、全員で楽譜を確認した。
慣れているからといって油断をすると、何が起こるかわからない(これが本番でなくて、ホンットによかった)。