秩父好きが高じて

…ここまで辿り着いちゃいました。
なるほど「遠くにありて思うもの」で、そこにお住まいの方にとって秩父は「山に囲まれた監獄」という見方もあるのだな。
壮絶な登校拒否児の、思いの記録。
そんな単純な話ではないと思うが、個人的には物語にステキな仲間がしばしば登場するのは、このためなのか、と合点がいった次第。
現在の仕事に就いた後、成功話についての述懐パートでは、「学校に通えなかったせいで昇華されていない思春期が、終わりどころを見失いだらだらと続いているような感じだった。」ということばが強く印象に残った。
俺も音楽をやっているとき、似たような思いを抱いており、ことばを仕事にされている方の凄みを感じた。