「響け! ユーフォニアム」

…涙のツボが、自分でもまたわからんくなった。
っつーか、
「女って、面倒くせー」。
一見するとそう思えてしまうのはもちろん、俺個人の(苦い)経験によるもので、こういう風にコンクールに熱をあげていたのは俺の場合、中学校の合唱部時代だった。
当時の女子部員は、単に音楽をやっていたいだけだった俺にとって、何かと面倒くさかったのだ。
このうちの一番大きなものは、女子全員が「練習ボイコット」ってーのがあったな、確か。なんでもその理由が、先生が誰かをひいきしたのしないの、だったような気がする(実は記憶も定かではないが…後々他校の合唱経験者に聞くと、結構どこでもこの程度のことはあったそうな)。
しかし、そんな若気の至りな「事件」もたくさんありつつたどり着いたコンクール当日の演奏後、発表を待つあのドキドキ感は、その後の社会生活上ちょっと他には例えようのない経験、でもある。
あ、練馬区でアカペラのコンクールに出演したことが、あったなー確か…それにしたって10年以上前だが。調べてみたら、2004年の2月デシタ(さすがにまだ、このブログなし)。
半ば本気でぶつかり合って、お互いがわかり合えるようになっていく様子は、当事者にしたら大変なエネルギーの要ることだろうけれど、なんだかうらやましくもあり。
同じことを(中年)男性ばかりの今のバンドでやったら、目も当てられないことに…(というか、全く想像もできない、したくない)。
「女って、面倒くせー」はどうやら密かな憧れの気持ちの裏返しで。
ただただ眺めていることしかできない我々、男たちである。