2.材料を集める

ありとあらゆる方法を使って、文章を書くのに必要な情報を集めます。
まずは自分の中にある「情報」。
ブレイン・ストーミングでメモしていきます。昔は小さいメモ用紙に1件ずつ書いてましたが、今は付箋とか、パソコン・スマホなんかだったら直接テキストを箇条書きしていっても、後でいかようにも加工できます。
メモ(付箋)1枚に1件、というのは、この方が後ほど文章に起こす際に、カテゴリ分けしたり「起承転結」などの順に整序しやすいため(「KJ法」などと呼んだりしますね)。こうすると視覚的に捉えやすいので、最初のうちはこの方法でまとめ、慣れてきたらパソコンやスマホにテキスト入力、という考え方でいいと思います。
他に新聞記事などの「事実」報道、統計資料、補足情報(必要な数字や専門用語など)。
この段階でのコツは、とにかくできるだけたくさん集めること。「こんなこと書いて、笑われないかな」とか、「あり得ないな」などと自身の発想にブレーキをかけないことです。
文章にする際、実際に使えるのは私の経験上、このうち3割から多くても5割程度。
また、人の思考は思っている以上に「論理的」。テーマが明確なほど真っ先に「結論」から思い浮かびますから、そこからどうやって発想を膨らますかが、材料集めのカギになります。
とはいえ今回の私のテーマは「前回の練習」なので、録音を元にいわゆる「テープ起こし」、メモを作成しましょう。

  • 日時:9月1日(土)
  • 主な内容:23日のライブに向けたセットリストのおさらい

▼メンバー発言集(時系列)

  • 今日は(体内)キーが、なんかピッチパイプと合わなくって
  • 「ハイ」はもっと鼻声なんだよ本物の(?)吹奏楽部(先日、現場で観てきた)…物真似、わかがうまい!
  • 「その(「ハイ」の)練習はいらないってーの」(笑)(いつまで続く、マイ吹奏楽ブーム)
  • (俺とわかの悪ノリが長くなりそーだったので)なかちょが次の曲のイントロを不意に歌い出す
  • ベースとリードの半音アタリがユニゾンに?

「そうそう、ソコですよ」
「難しいよね〜ココ」
「(パートの音形)配置がまずいよ」
…(自分たちの歌唱力を棚に上げて)目の前のアレンジャーに八つ当たりし始めるメンバー

  • 直後のユニゾンで安堵感から全員「ドヤ顔」に
  • “accel”で、メンバーの意見が合わない
  • 「そこのベースは、『歌う』ように」…「わかった、ちゃんとやる」「ちゃんとやってなかったのかぁ〜!」(笑)
  • Bメロはもっと、ルバートで(オトナっぽく)…苦手だなぁ
  • そこはもっと、バーバー・「チ」ョップ的に(爆) ま〜た新しい演奏ジャンルを
  • XLRケーブル、抜ける!

ハンドルカバー(?)と切り欠きの向き「確認!」

  • (よりによってTAG前で)ブレスするの、忘れた…「今のは、俺ら(のrit.)のせいじゃないよね〜」
  • 前奏から、そんな爆音(!)いらないって!
  • 「そうやってメロディって組み立てるんだ、なるほど」
  • 「今までで一番、カッコよかった」「え、そこ失敗したな〜と思ったんだけど」

青文字はいわゆる「盛った」部分、自身の感想。
録音を聴きながら思いついたこと、感じたこともメモしておきます。

  • 誰かひとりが先生役で練習を仕切るのではなく、全員が自分たちの演奏に対して意見を述べ合っている
  • 逆に、別に担当制にしていないのにいつの間にかその曲専任、みたいになっている、ことがある
  • 練習での「演奏事故」は無駄にしない、ジャズ・スピリッツ(?)