現着。

本稿、実際には演奏翌日に書いている。
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メンバーに「昨日はお疲れ様でした」メールを返した際、「千葉は予報通りの雪で、外出ままならず」と書き添えてしまってから、次に部屋掃除をしようと窓を開けたら、すっかり止んでるって…。
そもそも自室から路面の状況は確認できないのだが、昼食を摂りに部屋を出る際も傘は全く必要なかったし、スノーブーツも不要…すみません見栄張りました。ブーツなんて小洒落たもの、元々持っていません(要は全く路面に積もっていなかった)。
また気象庁の脅しに乗ってしまったか。

というわけで、「町田・町躍鼓和太鼓コンサート2019」にお招きいただいての、WINS阿佐ヶ谷の演奏当日。
会場最寄り駅の小田急線・鶴川駅は、俺にとっては6回も同大学をスベっちゃった(!)間、通い続けた思い出の地(^^;
しかし、乗り換えが順調すぎたのか1時間以上早く降り立った鶴川駅は全く当時とは別世界。退避線のある上りホーム上から北口駅前は、俺の記憶では古い戸建て住宅がぎっしり立ち並ぶ旧街道筋のような風情だったのだが、すっかり変貌を遂げており、バスターミナルに駅ビル。高い建物も増えて駅から全く向こう側が見通せない…ここ、以前は何だったっけなぁ。もはや記憶のどこを辿ってみても全く、思い出せなかった。
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通りすがりにテツ(会場すぐ脇にて)
町田・町躍鼓さんたちにとっても、ホームグラウンドである町田市民ホールが改装中のために急遽この鶴川和光大学ポプリホール*1を会場にすることになったんだそうで、いかんせん会場規模が小さく前売り券はすでに売り切れ、会場での混乱を避けるために急遽入場順座席指定へ受付方法を変更したり、何しろ楽屋割りからステージ裏のレイアウトの違いから、何かと勝手の違う慣れない環境下で、裏方さんたちには大変な奮闘ご苦労があったと推察する。
そんな中、通常ライブハウスの演奏ではトイレ(か路上)着替えになる場合も少なくないが、今日は我々専用に立派な楽屋までご用意いただいてしまった。
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なかちょ充電中(楽屋)
リハの開始時間まで少し間があったので、わかに誘われて、町躍鼓さんの音出しリハーサルの模様を舞台袖から見学。
俺はある種のカルチャーショックを受けたが、でもよくなるにつれて明らかに音の違いが素人な俺にも聞き分けられて、打楽器って叩けば誰でも音を出せる単純なものだけど、本当にいい音を出そうと思ったら難しいものなんだなーと改めてその深さを感じた。
なにせ音楽の始まった太古の昔から、人が飽くことなく追求し続けてきてるんだもの。
いきなりステージ上に引っ張り出されて緊張しないよう(笑)、会場客席をぐるっと見回す。
キャパ300席という会場は大学の中規模講堂くらいの広さで、座席が階段状になっているせいか奥行きがやや短く感じられた。
相対的に、ステージ幅いっぱいに横側に広いイメージ。
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ステマネさんに呼び込んでいただいて、リハーサル開始。
なにせステージ上がいつもの我々の演奏環境より広いので、客席からジャーマネ嬢に見てもらいながら、基本立ち位置を決める。
足元に既に(ステージごとに何通りにも)貼られている町躍鼓さんたちの目印テープを転用させてもらったので、意外とあっさり決まった。
続いてマイクチェック。
今回は全員マイク持込(しかもみんなメーカー、型番バラバラ)。
全体については一番頼りになるわかからPA卓に、矢継ぎ早にリクエストが飛ぶ。
バーブはいつもより多めにしてもらった。
最終的にリバーブのHi成分がいい具合に乗っかって、音の抜けも気持ちいい気がしたが、本番では満席のお客さんに音を吸われ、さすがにすこしモコモコぎみになってしまったかも。
音楽ホールにしては残響が少ない、講演かライブ録音用途のようなデッドな環境だった。
最後に俺からのリクエストでベースを少し上げてもらい、わかからのリクエストで俺の音量少し絞ってもらう(うぅ…)。
俺たちとしては自身の演奏リハーサルよりも、町躍鼓さんとのセッション打ち合わせに時間を取りたかったこともあり。
曲順通りでもなく全通しもしないとゆー、いつものWINSのリハ、だったが、事前に「照明はどうしましょうか」と担当の方から聞かれたとき、「場当たりで(テキトーに)」とお答えしたものの、全通しリハをしなかった上に、そういえばセットリストすらお渡ししてない!…わー、ごめんなさいごめんなさい…慌ててリハ後にお渡ししました。
楽屋に戻って、ジャーマネ嬢が持参してくれたお菓子でひと休み。
こういうとこ、何気に「女子会」っぽいオッサンたちです(^o^) 一番WINS阿佐ヶ谷らしかったりして。
その後はスタッフの方からも、お菓子を差し入れていただきました(いずれも細やかなお気遣いが、ありがたい)。

*1:大学の施設ではなく、ネーミングライツ