土曜日の、風貌コンプレックス。

ヤク(笑)が切れたまま通院できずにほぼ1ヶ月、今日こそは午前中に、内科医に怒られ(呆れられ)に行かねばならない。


しかし会社の健康診断で血液値がひっかかっちゃったのはともかく、自覚症状はあれから一度も出ていない。
なのに通院(医療費出費)って、なんだか腑に落ちない。
しかもアトピーのときと同じ体質の問題らしいので、「治す」ための通院でもない。
待ち時間、という一見非建設的な時間の過ごし方も、通院を憂鬱にさせる。
以前も9時の開院と同時に行ったはずなのになぜか待合室一杯に人、人、人で、結局診察が終わったのは12時過ぎだったことがある。
それから何度か通院を繰り返すうちに、早く行く努力はむしろ待ち時間が長くなるだけ無駄で、12時前に受付に滑り込んでもなぜか診察が終わるのはほぼ同じ時間帯になることに気付いた。
終わるのが同じ時間帯なら、受付終了直前までに行けばよい。そもそもその方が、待ち時間が短くてすむじゃないか。
ということでさくっと1時間ほどブログ更新などを先に済ませてから、ゆっくり出かけた。

いつも通り座る席すらない満員状態の待合室はお年寄りばかりで、俺が一番若いくらい。
ただでさえ別の病気をもらって帰ることになるんじゃないかと憂鬱気分なのに、何かを吸い取られているような気になる。
長丁場になる覚悟を決めて、前回WINSの練習時にゆたかさんから貸してもらった「新しいおもちゃ」の取説を持参、熟読していた。
しかし1時間を過ぎるとさすがに集中力も切れてきて、もうどーにでもしてくれっ! とゆー他の患者さんたちと同じ「死んだ目」になっていたに違いない。
朝、受付簿に名前を書いてそのままトンズラし、時間を見計らって戻ってくる「プロ患者」も多いらしく、実際の待ち人数は見た目待ってる人たちよりも多い。お前さっきまで待合室にいなかっただろーが、というヤツが受付で名前を呼ばれて診察室に入っていく。
以前この、先が見えない状況に業を煮やした俺は、「この後用事があるのでキャンセルで」と嘘いって帰って来ちゃったことがある。
加えて今日はどーせセンセイに怒られるだけなので、既にさっさとこの場から逃げ出したい気持ちで一杯だ。
…もう俺のカルテは診察室に移動されちゃっただろうか。
あと30分、名前を呼ばれなかったら帰ろう。
あと15分、あと10分…別に今の俺は、何か具体的にツラい症状が出ているわけじゃなし。
もっと緊急性の高い病人のためにも、ここは俺が退くべきだろう(自分へのいいわけ)。
しかしみんな俺より元気そうだよな、こんな長時間待たされて平気な顔をしてるんだから。
日頃から何事も、2時間までは待つことにしているのだが、ただでさえ病院特有の空気の悪さに早くも限界。次に受付に誰かが何か話しかけたら俺も行こうと腰を上げかけたまさにその刹那、診察室の方から俺の名前を呼ばれた…。

まぁ俺ももういいトシなんだから、さすがに怒られませんでしたけど、呆れられましたよ予想通り。
本当は前回(11月末!)の診察時、次に来院の折には薬の効き目をはかるために採血検査な、といわれてたのだが、薬も切らしたままほぼ1ヶ月…さすがに今日採血検査しても意味ないし。
というわけで受付でしっかり、次回の採血検査日を予約させられて終了。
「採血当日は朝食抜き」といわれたことは、これまでの採血では一度もなかったのだが、今回何かのペナルティーだろうか。
そうこうしているうちにもすぐ「5月バカ」の10連休が来るので、採血後は稼ぎが変わらなければどーせまた1ヶ月ほど、(薬切らしたまま)音信不通になりますが(その後も8月の強制休暇に9月のシルバーウィークと続く予定)。
しかし何だか今日は病院の待合室から調剤薬局まで、周りの人たちが俺の風貌を恐れているような空気が漂ってたように感じたのは気のせいだろうか…やっぱり黙って座ってると、怖いですか俺。

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サンダーバードのテーマ(鳴ってるのは俺の頭の中だけ)とともに登場。

気を取り直して、本来の週末予定に気持ちを戻す。
久しぶりに南船橋・Vivit*1にでも行くか。
駅で見るともなしに催事ポスターを見ると、「スクールバンドパフォーマンス」!…あれっ?
2月のときはWINS練習と同日で行けなかったが、早2回目の開催が今日だったのね。
全くの、ノーマーク。
3校中2校はもう終わっちゃってる時間で、さてどーしよーか。
…結局見に行っちゃったけど。
中学生くらいだとまだ、「パフォーマンス」という感じにはならないなさすがに。
音程は正確だったりするんだけど。
楽器を正確に操るのに手一杯で、どんな音が出ちゃってるのかという客観性までは、まだ神経が行き届かない感じだ。
これが高校生にもなると、自分たちの「潔い音」というのが出来上がってくるから、成長期ってすごいよなー。
それでもこうしてたくさんのお客さんたちの前で演奏することが、楽しい経験として積み重なっていくと、その後の演奏活動へのこれ以上ない励みになるので、かつて俺自身がそうしてもらったように*2、暖かい眼差しで応援しています。
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買い物を済ませて駅のホームで一緒になったのは、制服女子と先ほどタクトを振っていた先生ご一行様ではありませんか。
「この電車でいいの?」って、をいっキョーシ!?
最近の引率って、こんなアバウトな感じなのか。
反射的に近くにいた生徒に「どどどどこ行くの?」(いや、どもらなかったけど)と聞いてしまった、強面オッサン。
返答、俺の知っている駅名でよかった。
「途中で乗り換えだね」
お礼のことばはなかったがまぁ、この生徒会役員っぽい女生徒にしてみれば、自分も知ってたこと、ということだろう。
(それとも怖そうなオッサンに話しかけられた、といったところか。)
乗り換え下車するときに会釈でもしてくれれば、
「さっきは楽しい演奏、ありがとう」
だったわけだが。

翌日曜日は、起きて窓を開けると一面、雨。
ほらみろ、医者なんか行ってる場合じゃなかった。
成田山の梅祭り、今日が最終日だったんだが(断念)。
今年は観梅、なしかぁ、残念。

*1:相変わらず「ららぽーと」までは足を伸ばさないタチ。

*2:吹奏楽じゃなく、合唱だったけど