統一地方選、始まる。

先週末は県議の選挙。そして来週末には市議会・市長選挙

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争点なさすぎっ、と思ったらこの後使いまわしだったのね。
部屋の目の前に選対事務所ができてしまい、今朝は朝から何かとうるさい。


事務所開き、というか出陣式らしく、お偉いさんたちがマイク片手に次々とお話なさっている。街宣車を止められるスペースがあるわけでなく、普通に国道に面した空き店舗なので、支持者大勢は道の向かい側から時折拍手で応援しつつ見守っており、路線バスが割って入ってくるとそれだけで結構笑える光景になっていた。
今回の選挙、例外なく地方都市であるこの界隈でも実態景気は政府発表よりも明らかに悪く、さぞかし立候補者の方々にとって物件探しはラクだったことでしょう。
やっぱり日本人に、長期政権は向いてないんだと思う。
旧民主党政権の不甲斐なさに国民が懲りちゃったから、選択肢がない状況で現政権がだらだら続いているに過ぎないんだと思うわけだが。
これだけ不祥事が続いても退陣、にならないのは。
我々有権者ができることは投票だけなので、結論としては「誰に任せられるか」ではあるんだが、もう少し大局で、この国のこれからを長い目で見ると、ある程度の不定期スパンで政権は交代しといた方がいいような気がしている。
以前に一度、政権が変わったことそれ自体は、それなりに意味があった。
何より癒着が横行していた部分に光が当たり、あるはずのものがなかったり、ないはずのものがあったりした。
特定政党が得意としてきた分野以外にも目(とカネ)が回るようになったのだが、残念ながら旧民主党政権にはそうした自身の得意分野や「成果」を、うまく国民に伝える力はなかった。
まぁ「野党」が育っていないんだよねー。
そもそも政権運営の実績がないのだから仕方ない。育てるとしたら国民がイチからやるしかない。
ただ恐らく民主党だろうが自民党だろうが、日本の「政治」の特性として、すぐに癒着やら贈収賄やら(失言やら)が起こる。
これは我々国民の暮らしの中でも、はなから「我が社はブラックだから」と思っている企業もなければ、「最初から狙ってブラック」なブラック企業もないわけで、最初は「まぁこんなもんでいっか」で始まった緊張感や客観性のなさが、いつの間にか嘘に嘘を重ねているうちに取り戻せなくなって「ブラック」になってしまうことと「相似形」ではないかと思う。
「お天道様は見ている」発想が、いつの間にかなくなってしまった日本人。
なぁなぁな関係になるのに、さして時間はかからないのが最大の特徴だ。
自らが血を流して勝ち取ったのではなく、形だけ真似た民主主義だから仕方がない、「先進国(笑)」。
故に国際的感覚よりは短い期間で、政権は変わった方がいいのだと、少なくとも今の俺は思っている。
だいたい長期政権を謳いながらこれまで何ひとつ、「長期安定」を生かした抜本的な改革にお目にかかれていない。
…そうはいってもしかし、党名は頻繁に変わるくせに毎度毎度同じ顔ぶれからしか選べないっていうのもなー。
個人名の連呼や、どう考えてもひとりでは実現不可能な政策、マンション販売のコピーのような美辞麗句が並ぶ思想・信条はもういいから、これまで何をどうやり遂げてきたのか教えてくれませんかね(特に現職議員)。
その方が何よりまず「人となり」がよくわかる気がする、と先週の県議会議員選挙のときは思ったりしたもんだが(まぁ自分で調べればいいんだけど)。
ところで今日の俺の予定は吹奏楽演奏を聴きに、なわけだが、これも昨夜のうちに調べておけばよかったのに時間を(前回同様の11時からと)勘違いしており、改めて出がけにHPを見たら13時からと15時からの2回演奏だった。
15時からも聴くとなると、戻ってから部屋掃除には微妙な時間帯だ。
予定を変更して、冒頭の「出陣式」を耳だけそっち向けながら部屋掃除を始めることにした。
ああいう予定調和型のセレモニーって、当事者たちが真剣で堅苦しいものほど、部外者から見たら何か笑いの要素いっぱいで、思わず掃除が捗るはかどる。
やるつもりのなかったところまで、ピカピカになってしまった。
そういえば掃除機をかけていて思ったんだが、もうすっかりテレビを見ない生活になったんだから、ちゃぶ台(コタツ)がこの位置である必然性もないよな。毎日移動してみる、とか…(笑)。