例によって1時間も早く、到着。

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このところの俺にとって念願の「本命」、千葉英和高校吹奏楽部の演奏。


何しろ吹奏楽という演奏編成自体が大掛かりで、聴きたいと思い立ったからといって、いつでもどこでも聴けるというものではないわけだが。
その上で学生の宿命として、1年経つとメンバーが変わってしまう。二度と同じメンバーでの演奏にめぐり合えない、音の儚さ。
とはいえ(俺も渦中にいたときはそうだったように)当事者にとっては目の前の譜面を音にすることで手一杯、練習と演奏の日々が流れていく。嵐のような日々が去ってから、こうして思い返すもの、と今日の俺は冒頭からやや感傷的だ。
会場に着いてみると、個人的に気をもんでいた最大関心事、パーカッションのメンバーは進級組だったようで。
俺は吹奏楽の経験は(ご存知の通り)全くないし、ドラム以外の楽器のことは全くわからんけど…そういえば、フルートは「絶滅」してしまったのだろうか。男子部員はなんだか、増えたような気がする。あれ、指揮の先生も代わった?
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いつもながらに演奏の感想なんかを書こうと思っていたのだが、演奏前、高校生らしく部員同士で無邪気にじゃれあってるかと思ったら、音を出す瞬間の真剣な眼差しは本物で、そんな引き締まった表情を目の当たりにすると。
若くて「まっすぐな音」の演奏を聴きながら、いろんな思いが自分の内側から次々とわいて出てきてしまって、どうにも手に負えない。
そのうちこの得体の知れない大量の感情を頭が処理しきれなくなって、涙になって出た…そんな感じ。
素人耳にも受け付けないレベルならともかく全国大会レベルの演奏内容が今更、誰にとってどうだとか、すっかりどーでもよくなっちゃって。
音楽のことだけ考えられた、考えていたかった、自身の遠い昔、学生時代や仲間たちが懐かしく思い出されて。
その後の俺は音楽活動に限ってみても、バンドとっかえひっかえとか、その度に人間関係があーだのこーだのとか。
経験したくて経験していることばかりじゃないけど、すっかり「汚れちまった悲しみに」…そんな今日の俺は見てくれも明らかに、アヤシイっすよね(笑)。
どうしても「アイドル」の演奏じゃないけど、そういう見方、聞き方になっちまったんですけど、すっかりトシ相応に、弱ってます(?)。

今日も気持ちいい演奏を、ありがとうございました。
来てよかった。
いただいた定期演奏会チラシには今日のプログラムもついていて、2部ではこのメンバーでの「宝島」が演奏されるというので、服装間違えて薄着で猛烈寒いんだけど、2部の演奏待ち。
定演も行きます、きっと(最寄駅から徒歩25分!?)。