早朝通勤の風景。

天気予報で「5月の陽気」といわれると、今から「魔の10連休」を連想してしまい、恐怖と憂鬱しかない。
「新年度」も大分過ぎてしまったが、仕事の方は相変わらず「年度末」が片付かないまま混在した状況で、俺が本当に「新年度」を感じられるようになれるのはやはり、元号が変わる辺りかと。
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陽も長くなり、見慣れた街の景色が「まだ暗いうちから」という別世界的ワクワク感は日に日に薄れてきてしまったが、混雑率日本イチとの悪評を誇る東西線のラッシュ時移動を徐々に避けているうちに、すっかり今の早朝時間帯移動の癖がついてしまった。
移動する人が少ない、ということは混乱も事故も可能性が低い、ということで、11月からのここ5ヶ月ほどで、不通は皆無。決定的な人身事故や遅延に巻き込まれたのも2回だけで逃げ切り。そういうニュースは大概職場に着いてから、他人事としてネットで拝読している。

この辺りまだほかに制服姿を見かけない時間帯、毎朝同じ電車の同じ席に座るベリーショートの女子高生。部活動だろうか。
はっと目を引く美女…ではない。むしろ成長に血圧が追いつかず(?)ボーっとしている南●キャ●ディーズのしずちゃんタイプで、どっちかというと女子高だったらさぞかしモテるであろう「オトコ方」。
利用者自体が多くない時間帯だし、俺も最初は気にしていなかったのだが、いつの間にか毎朝一緒になるうち、金曜日は部活動がないらしいことに気付く。
そのまま春休みに入ってしまったのかしばらくお見かけしなかったので、もしかして卒業しちゃったか、とちょっと残念に思っていたところ、先週からまたご一緒するようになった。
まぁどうでもいい話、ではあるけど。
(早起きを)頑張ってる人を見ると、「今朝はツラいけど俺も」などと思ったりする、単純。
向かいの席にも毎朝、俺と同世代かちょっと上の女性が乗り換えてくるのだが、同じ車両には毎朝、同僚と思しき女性も乗っており、ふたりともひと駅で下車。降りる際に扉の前で出会って挨拶を交わすのだが、そのまま連れ添って同じ職場へ、かと思いきやひとりはエスカレーターへ、ひとりはそのまま階段へ。実は仲が悪い、とか?(笑)

さしもの東西線もこの時間帯なら、毎朝同じ電車の同じ位置から乗って座れるようになったが、その割には毎朝顔ぶれが違う。
明らかに俺が顔を覚えている人は3割くらいで、単純に「変わる人たち全員が非正規雇用」ともいえないだろうが、高校で電車通学デビューした俺にとっては、なんだか不思議に思える。
かつて乗っていた1時間以上後発の電車で毎朝一緒だった「御茶ノ水博士」頭の、ヘルプマークをつけた高齢男性。どうやら俺と同じ考えになったのか、早朝に「移籍」してきたっぽい。年度変わって、もはやあの時間帯には戻れないほどまた利用者が増えてしまった、ということかも知れない。