今夜は、TSUM QUARTETTO!!

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TSUM QUARTETTO!!twitter.com


コミュニケーション・ツールの発達(?)とともに、なんでオマエはまた、よりにもよってこのタイミングで…っていう出来事が増えた気がする。
相手の動向が見えないから仕方ないのはわかっているが、携帯電話への着信やメール、LINE*1など、イエデンの時代と違ってダイレクトに本人と繋がっちゃうので、「何で狙い済ましたように、このタイミングで?!」っていうのがしかも繰り返し、同じヤツからだったりすると、ご本人には何の落ち度もないのにイラッとしたりして。生活時間帯はそれぞれなんだから仕方ないんだが。
そういえば映画「ダイ・ハード2」では、主人公が雪中、単身敵地に乗り込もうと柵に飛びついた刹那に奥さんからのポケベルが鳴る…っていう秀逸なシーンがあったっけ(笑)。

俺にとって、Tsum Qurtetto!!さんの演奏は今日も含めて3回とも、この「真逆」のタイミング。
最初に拝聴したのは昨年の10月、その次は12月のクリスマス企画でのステージで、まぁクリスマス・シーズンといえばいわずもがなの独り身でクサッていて、今回も公私共にすっかり煮詰まっていた。まぁいつもギリギリだといえばいえなくもないが…。
こういうタイミングで、素晴しい演奏にめぐり合えるのって、なんだか不思議で幸せなことだと思う。
前回のクリスマス企画ステージのときとはもちろん衣装が違うこともあるが、がらっとイメージが違いすぎて、最初はどなたが新メンバーなのかわからなかった(すみません!)。
こういう女性の華やかさって、うらやましいよなー。俺ら男性の、衣装のバリエーションの少なさといったら…。
今夜は夏曲多めな企画ステージ。
真夏の果実」のサビで、デジカメ構えながら丁度4本のサックス音の交点(センター)に入り込んだら、全身和音に包まれる、という瞬間があって、わけもわからず涙が出そうになってしまった。
音楽の持っている(潜在)力って、時に理屈やことばを超えて、未だにあの時俺の心の中で起こっていたアレは何だったのか、適切なことばが見つからない。
ましてや、たった4本の管楽器から出る音に、だ。
演奏自体は必要な肺活量も含めて、さぞかし重労働なんだろうなぁというのは想像できるんだが、本当にクールに淡々と演奏されている印象があって、でも緻密な音の一瞬一瞬はこんな演奏スタイルからは想像できないほどエネルギッシュ。そんな演奏を今夜も堪能させていただいた。

勇気振り絞って(!)終演後にひと声かけさせていただいたが、俺としてもやりつけないことをやったもんで。
久しぶりに美女たち相手に、途中から自分でも何話してるんだかわからなくなって、退散。
っつーかせっかくのこの演奏の余韻を忘れないうち、次のバンドが音出しを始める前に、撤退したかったのもあるが。
なんだか慌しくて申し訳なかったなぁ。
(しっかし本当に久しぶりに、自分でステージ撮影っぽいことをやってみたわけだが、難しいな~この環境は)

*1:俺はやってないけど。