在宅ワーク、3回目。

世の中、リモートだテレワークだとかしましい。

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デジカメでは、ホワイトバランスをいじります。
どんどん新しい技術を取り入れて繋がろうとしているように映り、乗り遅れないようにと気が急くのはマスコミのあからさまな情報操作に違いない。


現実には「テレワーク」のことばからイメージされるナウ(死語!)でスマートなビデオ会議やSNSとは無縁だし、我が社では俺も含めて一度も使ったことすらない人が多数派なので、無理して導入したところで相手が同等に使いこなせてないとコミュニケーション・ツールとして成立しない。当たり前だが相手あってのコミュニケーションだ。というか業務上も全く、必要とされていないし。
加えて俺個人が元来「引きこもり気質」であることもあって、今のところプライベートであってもこの種のものに手を染める気が全くない。
まして仕事で必要なものでもないのに、SNSですら嫌いでやってない俺ごときが、くだらない雑談や(リモート飲み会や?)私用で、大仰にパソコンを起動して(今はスマホが主流だよね)回線を占有すること自体、どう考えても「非効率」「非生産的」で…第一そこまでしてもこの時期に逢っておきたい、という相手はひとりも思い浮かばなかった。

だいたい無理、テレワークとか(笑)。
そもそも自宅のWi-Fiが細すぎて。とりわけ月末に向けて通信制限がかかると以下のような惨状だ。
やほーニュースは本文よりもコメントが面白いのだが、何分待っても表示されない。もう30分も「F5」攻撃になっちゃってる。
そもそもトップページであっても動画広告なんか入れられた日には、いつまで経っても表示されないし。
「密林」のポップアップなんかは真っ白な時間が長くて。
地図、画面でねぇなぁ。
radikoですら数十秒ごとに切れちゃうし。先日もOneDriveでエクセル使ってたら日付欄が全部シリアル値に戻ってしまい、そのまま上書きされてしまった。
自身のブログ(ここですね)を更新してても、編集画面がオチたことも1度や2度ではない。
もちろんYoutubeを始め、動画なんか当然無理ゲー。
いくら外出自粛ったって映画なんか見られるわけがない(し、PCの液晶画面では長時間見る気もないが)。
使い勝手は、ダイヤルアップ(!)から進化してないなこりゃ。
通信制限がかからないプランにすればいいんだが、リセットされたはずの月初ですら、速さ自体は劇的に変わった感じはしないので、最近はあまり信用してないですocnサン。

というわけでコロナ騒動に乗じて自衛のために在宅申請をして、通勤感染リスクを週1日分減らしてはいるが、俺の在宅作業自体は会社でやっていることと全く同じ、単純(入力)作業が中心だ。恐らく我が社の業務実態からすると、他の社員もみんな似たり寄ったりだろう。
ただ俺の場合は上述の通り、ネット上での面倒な調べものを伴うような案件は、自宅だと却って効率悪いので、会社の「太い」ネット環境下でしかやらないことにしている。
実際、セキュリティ上の配慮、とか全く関係なく自宅作業用のパソコンはネットに繋いですらいない。
数回やってみて気づいたのだが、持ち帰りでできることからと手を付けてみた単純作業のほかに、「進めなきゃならない仕事」を、それと意識しないまま持ち帰っていたようだ。
そのため、出社時にやっている仕事は、これら在宅で済ませた仕事の「インフォメーション」に位置づけられるものだったり、他部署からの問い合わせに瞬時に対応できるようなシステム化(作業フロー)や(紙媒体の)ファイリング、といった色が濃くなってきた。
現業機関である我が社の仕事がそもそも、いきなりテレワークだのネットワーク会議だのにはなりにくい中、この「二極化」の発見は、今まであまたみたネット上の在宅仕事に関する分析で読んだことがなく、俺としては大変興味深い。

そんな俺から見ると。こんなご時世だから有るものは使いこなそう、持っているものは何でも活用しよう、っていう気概は理解できるんだが。
スマホSNSだZoom会議だと、あまりにも仮想空間ならコロナ感染なし、ネット万能説を振りかざされちゃうと、所詮はネットというツールにみんなで寄ってたかって何かやってるだけであって、本来ネットがもっているポテンシャルの範疇でしょそれは。
自身の身体能力を使った「対策」なり「打開策」の提案はできないのかよ、と(自分のことは棚に上げて)苦々しく思ってしまう。
それはまるで、幼い子どもが、他の同世代の子どもたちがもっていない高価な「おもちゃ」を手に入れて自慢しているような「胡散臭さ」のようで。そのまんまオトナになった人たちほど、こういうことを自慢気に喧伝している、という感じとも。
偶然にも開発に関わったご本人、だったらまだわかるんだけど何その自慢気なニュアンス。
そういう俺自身は自ら頑なに、スマホすら持たないヤツなわけだが。
もはや生きていくのに必要不可欠で、不本意ながら「使わされている」方たちに比べれば、俺の方が恵まれている、ということなのか。
実際、俺にこれらが使いこなせるかどうかは別として、ダメなんだよねぇスマホ
満員電車の中で、座っている俺のアタマ越しにゲームかなんか延々とやられたことがあって、そのとき一時的に三半規管がおかしくなっちゃった経験があるもんだから。