休暇攻防戦。

前回、缶詰の空き缶を洗っていて右手の小指を切ったわけだが、あれから1週間しないうちに今度は左手の薬指に空き缶をあてて切ってしまい、以来、買い物リストと献立から缶詰が消えることとなった。もうすっかり缶詰恐怖症だ。

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京成津田沼駅の、金魚(?)


仕事休みだというのにいつもの出勤時間にうっかり目が覚めてしまい、二度寝を狙うも失敗。
9時にはお気に入りのラジオ番組を聴くために起きていたが、10時前に緊急地震速報
ご存知の通り、震源鳥島近海の「誤報」だったわけだが、ラジオ番組のTwitterで数少ない千葉県外の常連さんたちから「大丈夫?」「身の安全を!」などの呟きが立て続けに流れてきて、なんだかウルウルしてしまった。
しかしどうして緊急地震速報の音を聞くと、第一声が「マジか?」なんだろう俺。

仕事休みの日の昼食は、近所のスーパー内のベーカリーコーナーでカレーパンを買う。
特定のお姉さん目当てで通っているフシが、ないこともなくもないかも知れないかも。
これが10年前なら「角のたばこ屋の看板娘」にでもなるのだろうが、禁煙から10年、再び手を出すには値上がりしすぎているし、今どきのたばこ屋に看板娘などいない。
元々出勤日が不定期な上に最近は偉くなっちゃったようで、滅多にレジには出てこなくなってしまい、お姿はたまに窯場の方でお見掛けするのだが、店側でお目に(お耳に)かかれるのは「客寄せクン」に録音された声だけになってしまった。まぁ俺の年齢からいってもこの話、これ以上進展する見込みも心配も全くない、皆無。うん、ないよ(その前に全く相手にされない)。
本来ならこういう浮いた話は、会社であるのが一番リーズナブルなわけだが、ウチの会社では現状、全くこういう心配がない(ということは俺の生産性も今以上に上がる見込みがない)。残念な限りだ。

で、いつも通りカレーパンを買って、雨が降っていなければ近所の公園のベンチへ。
足元には蝉の抜け殻と、すぐそばに乾いた蝉の羽根を一枚見つけてしまい、一気に陰鬱な気分に…まさか羽化した途端にもげてしまったんじゃあるまいな…。

その公園からの帰り道、コンビニに寄って、電気代とガス代を振り込んだ。外出は最低限に、効率よく、このご時世。
海外から働きに来たと思しき色黒の男性、珍しく声が小さい。
面倒くさい客とでも何か、あったのだろうか。俺はつい、必要以上に丁重にお礼をいってしまう(がんばろうぜ!)。

夏季休暇、ウチの職場は現業な関係上、一斉休暇とはできないので今年も分散休暇、交代で休む。
お取引先には自治体も多くて、日頃から「法定休暇はちゃんと取りましょう」などと奨励しているくせに、自分たちはお盆休みに一斉休庁するので前倒しスケジュールで仕事を入れてくる。納期は変わらないので俺たちはお盆休みに休めない、ということになる、矛盾。
それでもお盆休み中の事務所は、電話も鳴らないし不意の来客もないし電車も空いてる。同じ仕事だったら普段よりもこの時期の方が捗るので、独り者の俺は割と進んで出勤したがる。一番気温が高い時季は部屋にいてエアコンつけてるより、涼しい会社で仕事していた方が光熱費的にも熱中症対策的にもよろしいので、むしろ「夏季」休暇は取得期限ぎりぎりに、シンガリで休むことが多かった。
今年はどういうわけか早い段階から申請をせっつかれており、何となく決めかねていたら8月の第1週に入れられてしまった。
例の昨年大失態をやらかしたプロジェクトは、その後の会議の結果、特に昨年の反省に鑑みた対策と思しきものが見て取れなかったので、「同じ体制で同じメンバーが同じことやったら同じ失敗をする」との論を展開、直接の担当は外れることができた。しかし、例年の頃合いで俺が夏季休暇を取ってしまうと、恐らくその時期に行われているであろう工程で、事情を解った上で目配りできる人間が手薄になり、作業が一斉に滞る(もしくは昨年同様事情がわからないヤツが強行して…失態を繰り返す)可能性を配慮した上司の根回し、であった。
まぁこの人にいわれたんじゃあ、仕方ないか。
もちろんいつでも変更は受けていただけるわけだが、俺としてもこのコロナ騒動がなくとも元々、ハワイだグアムだイルクーツクだ(?)、という話になるわけもなく、出かけられたところでせいぜい「日帰り秩父」くらいなもんだし。それすら今のところ全く目途が立っていない。
すでに7月の4連休の間、人間と全く話をしなかったことで人格壊れかけてた(笑)し、どうせならこれが更に一週間続くとどういう壊れ方をするのかは、俺自身も興味があるな…。
などと漠然と考えていたら、「そういえば緊急連絡先の登録って、誰もしてないんだよなぁ」、と思いついたように上司。
想像するのは俺のような独り暮らしのヤツが、ある朝突然急性肺炎で救急車、本人欠勤の連絡ができませんでした、あるいは不意の腰痛で動けなくなっていた、というだけでも成立する「事態」が発生した場合。あるいは誰にも気づかれず「最悪の事態」に陥った場合…。
っていうかこれ、遠回しに俺のこといってます?(そういえば社内該当者、俺だけ?)。
とはいえ今回は俺の休暇始まりまでにはさすがに制度化までに至らず。
仕事(への責任感)は俺を引き留める要因にはならないし、近しい人間関係はあらかた「清算」し終えた。
ミニラは相変わらずバカだし(笑)。
さしずめ俺が自殺志願者だったりしたら、「(実行するなら)ここしかない」と思い込むところなんじゃないかと思う。
こういうことをいっているヤツはまぁ、自分からは死なないよ。
この世に残るような未練は今の俺にはない、ということ。

元々喘息の既往歴があり、声を一切出さなくなってからは喉がいがらっぽく感じることが増えたが、昨日あたりからは喉が痛く、こちらは気になるといえば気になる(単なる飲みすぎだと思う)。
夏季休暇明けの1週間後が無断欠勤になるようなら腐乱死体か。
普段なら些細な体調の変化も、この時期いちいちこんな「覚悟」を強いられてしまう。

そんなことを考えていたら、こんなときに限って「師匠」が来訪。
「来週、ナレーション録音の設定したいんだけど」
…えっと、来週1週間、出勤予定がないんですけど。
というわけで早速の変更。
ご相談の結果、月曜に録音日程を組んでもらったがこれ、修正校が入った場合も1週先でしか対応できないんですけど。
とりあえず(現段階で)1日だけ後ろにズレた、俺の夏季休暇。
なんと10(月)が祝日(山の日)で、7連休になってしまった。
ネット注文済みの電子ピアノも、どうやらかように急遽決まっちゃった「俺の夏休み」には間に合わないようで、8月中に納品の動きが見えなかったらキャンセルだなこれは。