花火。

今夏は一度も、見れてません。
いつもなら試合中に打ちあがるのが見えたZOZOマリンスタジアムの花火も、自粛になってしまったらしい。

▼『金曜ロードSHOW!』放送の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が不評
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だったとか。


従来からネット通販を利用した都度、関連商品として表示されていたためにタイトルだけは見知っていたが、今夜の放送を機にDVDを借りてきて観た(テレビ見てないので)。
俺としては十二分に楽しめたし、全編に通底している「学生時代の夏休み」的な空気というか「色味」は、決して悪くなかったと思うんだがなぁ。
例によって事前情報全くなしで観た俺としては、SF(タイムリープ)だったのね! というのが率直な感想。

セリフに下ネタが多いという苦言があったが、いわゆる底辺校じゃなくても高校生ってこんなもんじゃね、と思ってたら中学生の設定だそうで…え、今どきの中学生こんなもんなのっ?!
家族で観ててお茶の間の空気が凍った、とか、まぁどこの家でもあることじゃね。むしろそういう経験を全くしないままオトナになっちゃった人たちがどういう家庭を築くんだろう、そっちの方が心配。
とはいえアニメだから子ども向け、というステレオタイプな発想がそもそも通用しなくて、いいトシしたオトナが若い頃を懐かしんで観るオトナ向け作品、だったかもね。

テツとしてはツッコミどころ満載な感じで、単線の交換駅に入ってくる電車(?)が右側通行なのはまぁローカル線ではよく見かけることだからいいとしても、海の上を走るシーンで渡るポイント部分だけが「三線軌条」になってたり、どうみてもJR規模の無人*1に、銚電801型が走ってきたときには、笑ってしまった。
だめだ、テツは先入観が強くて。
はっきりそれとわかる電車をリアルに描いてしまったために、俺のアタマの中の地理情報関係が大混乱に。
アニメ「海が聞こえる」で中央線・吉祥寺駅を背景に江ノ電が入ってきたような感じ…わかりづらいですかこの喩え。
海の上を走る仮想シーンでも、よく見るとパンタグラフがない…! (気仙沼線がモデルだけに)実はディーゼルカーだった? いやいや、駆動音はモーターだったのでバッテリーカーだったのか。「銀河鉄道999」的なアレで、外見はレトロだけど走行系は最新型です、みたいな…。
とはいえあの風力発電機の林立する光景、飯岡町あたりが舞台だっただろうか。
と思って調べたら大当たりだったのだ。
実は風力発電機というのは(高所恐怖症のときのような)得体の知れない恐怖心が湧き上がってきてしまって近寄れない、苦手なもののひとつ。
俺自身にも理由はよくわからないのだが。視界のキャパを超えた大きさのせいなのか、脳が処理しきれない形のせいなのか。
もっとも、目ぼしい複数の地域を作画モデルに取り入れていたようで、千葉では飯岡町のほかに旭市、外川町、茨城県神栖市などの地名が出てきた。
キービジュアルはやっぱり、犬吠埼灯台で、外川港周りの景色もそう思って観ていると妙に懐かしく、間髪入れずにまた、銚子に行きたい願望がすっかり再燃してしまった(秩父と違って県内移動だしな、一応)。

*1:気仙沼線歌津駅がモデルらしいとのこと