2度目のチャンス。

元々競技観戦という趣味がないし、別に東京オリンピックパラリンピックには2016年の招致活動以来一貫して全く興味関心がなく、まぁやりたい人たちだけで、俺に迷惑がかからない範囲でできるだけひっそりやってくれ*1、と思っているのだが。

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しかし同じ五輪関連でも、このラッピング仕様車には久しぶりにすっかりやられた。
通勤途上で偶然見かけて一目惚れ。デザイン的にとても似合っててカッコいいのだ。
AE型の濃紺によく似合う落ち着いた赤とのコントラストは改めて見ると、あのチャラけた公式キャラクターを一切配していないことに気づく。
だがここまでやっても相変わらずメディア上では一切見かけられないのが、(旧)大手私鉄の中にあって京成電鉄に根っから染みついた地味体質(笑)。
つい先日も、「地下鉄に乗り入れられなかった悲運の車両」といったネット・ニュースの記事中で、京成だけがなぜかケの字も出てこなかった*2
これはもう、意図的に避けられてるとしか。
「このタイトルから最初に思い出されるのはAE100系でしょ」
というコメントが複数ついてて、ああ、俺と同じ感覚の人たちもちゃんと一定数いるんだなー、とわかって安堵したが。
というかかようにマスコミにも、日頃から取り上げてもらえておらず、何か過去によほど嫌われることでもしちゃったのだろうか京成。
そうこうしているうちに旧大手私鉄の区分には入っていなかったはずの相鉄線のネームバリューがJRとの相互乗り入れを機にすっかり上がってきてしまい、今や「大手」というと山手線の西側の私鉄のことを指すようになってしまったかのようだ。
一方で京成線が(交通情報じゃなく)ニュースに取り上げてもらえたのは、全線不通になったときだけ(2018年10月、台風24号後の塩害のとき)。

話戻して。
この手のラッピング、京成では過去に比較的長期間掲出されていることが多いらしいがしかし、ファンの間では正式に五輪中止が決まれば即刻ラッピング解除だろう、と囁かれてもいるようで。
この装飾がされているのはAE型全9本中でたったの1本。
前回同じスジで遭遇できたのは12日*3だったので、そのくらいの周期で運行されているらしいのだが、実際なかなか遭遇できない。
偶然にも今朝の通勤時、「モーニングライナー」として本線を上っていくのを目撃していた。今日の俺は運よく鞄にデジカメが入っていたので、仕事帰りに待ち受け撮影。
この時間の折り返しなら、(前回撮影時のスジのように)上り電車が被ることはないのも実証済みの、すっかり慣れた「現場」だ。
というわけで俺の撮影は2回目。

俺自身は未だ不要不急の外出を控えることを自らに課しているので、仕事休みの日にわざわざ撮影のために外出することも、まだ避けている(というか面倒くさいだけか)。
従って「テツ分補給」も専ら通勤途上が中心になるわけだが、これだけ周囲が暗い時間帯だとさすがに画面上で動くものを止められないので、駅に停車するのを待ち受けることになる。
平日夕方の時間帯、向いの下りホーム上で人影が途切れるのは難しい、とこれも前回懲りたところなので。
「鉄道写真」としてはとやかくいう奴もいるかも知れないが、そもそもヘッドマークの掲出もないし、バッサリとボンネットを画面から切り取ってしまい、特徴的な側面だけにテーマを絞ることにした。
これだけだとさすがにありきたりなので、思いっきり画面対角線上に傾けてみる。
前回よりもわずかに赤みが差して見えるのは、ホワイトバランスを蛍光灯色にしてみたため。
…長~い電車の側面の撮影って、思った以上に難しいもんだな…。
当初は京成のHPにある、広角レンズいっぱいに引き込んだ画*4をイメージしていたのだが、結局「我流」になってしまった。
とはいえ今日のところは、(自己)満足。

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せっかくなので、後追いもネ♪

*1:所詮「大きいことは、いいことだ」な昭和的発想のままの人たちばかりだから、まぁ無理だとは思うが

*2:因みに地下鉄との相互乗り入れは、京成線と都営浅草線のものが日本初

*3:運悪くデジカメ持参してなかったんで、しっかりと覚えてる

*4:因みに撮影場所は同じホーム上だが立ち入り禁止区域なので、同じ画角で撮ろうと思ったら正規の手続きに則って撮影許可を申請しなければならない