右往左往。

10時半ごろ、在宅勤務中の俺に会社の上司から「ホットライン」。

実は数年前、俺の携帯電話の番号が社内で「パブリック・ドメイン」のようなことになってしまい、その頃は平日休だろうがなんだろうが思考停止*1したくだらない案件の電話ばかりが立て続けに入ったので、去年あたりから直属上司の携帯番号以外は着信拒否の設定にさせていただいている。俺、管理職じゃないのでね。
本当に至急案件だと判断したのなら、アンタ個人の携帯電話から、俺に番号を知られる覚悟をもって電話してきな。営業時間内に限ってなら、非登録番号からの着信でも出てやるから(除く、非通知)。

f:id:oku_anijin0406:20211016145513j:plain
本格復帰(?)、だとしたら嬉しい。


今年も7月の担当者打ち合わせに同席させられちゃったプロジェクト。3年目ともなると俺としても色々と要領、というか状況が見えてきた。
冒頭、上司からの電話は、昨日の退勤間際になって入ってきたクライアントからのメールの件で、俺があまりにも鷹揚に構えているもんだから、改めて上長あたりからつっつかれたのだろう。
そういう上長を始めとするアンタたちは誰ひとり、7月会議で決めたスケジュールなんか一切守ろうとしてないの、俺にバレてないとでも?
恐らく一番給料が安い俺が、なんで帳尻合わせようとひとり奔走したりシャカリキにやらねばならんのだバカバカしい。
そんな本音を交えつつ、現況(と俺の納期を視野に入れた段取り見通し)を手短にお伝えすると、「第一段階」で、俺の手際はともかく、旧社屋でひとり黙々とやっていたパソコン作業を、たまたまその日は手が空いていたのかしばらく横で見ていてくださってた体験もあったので、とにかく単純作業ながらも手間の多さをご承知な直属上司、
「(着手から)丸2日はかかる、と上長には(大袈裟に)伝えておく」
と言ってくださった。

そもそも上長麾下の連中は、思えばこれが社内での専業(だと信じたい)なのだから、要領も進捗確認の呼吸もお互いにわかるんだろうけれど。
一方こちらは通常業務というものを日々抱えながらここ毎年、「そちらの作業」の支援に強制的に駆り出されているのだ。
こちらの通常業務は、もちろんひとつとして代わってもらえたことがない。
「パソコン使えるから、できるでしょ」じゃねーよ。だったらその辺の道端でテキトーに声かけたヤツ、日当払って遣えばいいじゃん。
しかし改めて冷静になってみると、7月会議上では一切盛り込まれていなかった、「上屋を建てちゃった」今頃の段階になって、「じゃ、基礎工事始めるから」みたいな段取りになっており、他の仕事も日頃からこんな具合なのだろうか。
昨年はこちらが作業を進める過程で、上長とその周辺にしつように確認したが埒が明かなかったことから独自に必要と判断して、プロジェクト終盤のタイミングにはなってしまったものの内々に先方担当者に確認せざるを得なかった。このことを「クライアントの最終確認」とすっかり誤認しており、今さらガタガタ言ってるらしい。
それをいうならクライアントの最終確認なんか俺の前任者の時代から少なくとも10年以上、このプロジェクトの工程に含まれていたことはない。
こちらからわざわざ切り出したのだとすれば、連絡を受けたクライアントとしては「例年全権委任しているはずなのに、今年に限って何で納期直前になって?」と却って不安に思われたはず…。

あーもう、本当に来年は一切、関わりたくない。
一緒に仕事してると思われるの、恥ずかしい(先方には俺の名前、絶対に出すんじゃねーよ)。
俺はまだ携わって3年目だが、一体何年やってるんだよ上長麾下の連中。
いい加減ちゃんと段取れよ、相応の給料もらってるんだろーが(都度誤った情報流しては、俺たちが右往左往させられてるだけじゃん)。

ともかく上司には、今日のところは「出勤には及ばず」という状況をご理解いただけたので、俺としては、明日は「相応の覚悟をして、出勤します(笑)」と上司にお伝えして、電話を切った。
これが本来、上司と部下の相互信頼関係というものなのだ。

*1:電話の前に一応、自力解決できないかの検討くらいはしてほしい